こんにちは。竹内歯科医院、歯科助手の本田です。
今年も残すところあと少し・・・寒さが厳しい日が続いています。皆さんお気を付けてくださいね。
さて話は変わりますが、以前このブログ内で
「オーラルフレイル」について取り上げました。
↓その記事は以下をクリック↓
「オーラルフレイルとは何か?」
「お口が弱ってしまうとどうなるのか?」
を解説させていただきましたが、
今回はオーラルフレイル第二弾として、
「オーラルフレイルになった時の対処法」
「オーラルフレイルを防ぐためのトレーニング」
などを菊谷武先生の
「患者さんのためのオーラルフレイルと口腔機能低下症の本」
を読んで学ぶことができたので皆さんにもシェアしたいと思います。
①口腔不潔
ちゃんと歯が磨けていない・・・
うがいがしっかりできない・・・
こうしたことが積み重なると
口の中が汚くなってしまいます。
口は本来、自然と綺麗になろうとする力を持っています。
口が動くことで唾液が口の中を循環し、綺麗にしているのです。
しかし、唇、舌、頬の筋肉や巧みな動きが低下して
唾液が出なくなると、
口の中が汚れやすくなってしまいます。
【対処法】
・適切な歯磨きの方法や道具の使い方を学ぶ
・歯科医院で専門的なケアを受ける
②口腔乾燥
健康な人の口の中は、いつも唾液によって湿っています。
唾液が出ないのは、病気や薬、あるいは年をとることにより
唾液の出る量が少なくなってしまう場合もあります。
唾液は噛んだ食べ物と混ざることで口の中の食べ物を飲み込みやすくする機能があります。
つまり、唾液が出なくなると食べ物を飲み込むことが
難しくなり、フレイルになってしまうと言われています。
【対処法】
・病気や薬の影響を考え、内科の先生に相談する
・唾液線マッサージを行う
③咬合力低下
食べ物を噛むときには、下の顎が動き、
下の歯が上の歯とぶつかることで食べ物を噛み切ったり、
すり潰したりします。
食べ物を噛み砕くためには、
下の顎を動かす筋肉が力強く動かなければなりません。
つまり、
「上の歯と下の歯が揃っている」
「下の顎を動かす筋肉がある」
ということが「噛み砕く力」に繋がります。
【対処法】
・適切な歯科治療で噛める歯を取り戻す
④舌、口唇運動機能低下
口の中で食べ物を噛んでいるときは、
舌や頬を上手く使って食べ物を動かすことで
噛み続けることが出来ると言われています。
上手に噛むためには、唇や舌、頬が
単に力強く動くだけではなく、
いかに巧みに動くかが重要です。
【対処法】
・舌や唇、頬の巧みな動きを鍛える
⑤低舌圧
口の中に食べ物を噛んで、
唾液と混ぜ合わさることで食塊を形成します。
飲み込むタイミングになった時、
舌の力によって食塊をのどに送り込みます。
舌の力が弱いと強い力で飲み込めなかったり、
口の中に食べ物が残ってしまいます。
【対処法】
・舌の筋力を鍛える
舌の力強さを取り戻すには
「舌の筋トレ」が有効です。
舌にスプーンや専用の器具を当てて押し付けると同時に、
舌はそれを逆らうように動かします。
これを色々な形で行うことで
舌の色んな部位を鍛えることが出来ます。
⑥咀嚼機能低下
「噛み砕く力」に似ていますが、
舌や頬、顎が巧みに動いて噛み続けられるか、
色々な性状の食べ物(固かったり、柔らかかったり、
パさっとしていたり、ドロッとしていたりを食べられるか
が咀嚼機能に関わってきます。
【対処法】
・舌の動きや噛む力を鍛える
咀嚼機能はさまざまな機能が合わさっているため
トレーニングも一つの部位を鍛えればよい
という訳ではありません。
比較的に効果のある方法として、
噛み切るのが難しい食べ物(さきいかなど)を口に入れ、
左右に動かす訓練をします。
⑦嚥下機能低下
嚥下とはいわゆる「ごっくん」のことで、
のどに入ってきた食べ物を気道に入れることなく
適切に食道に送り込む動作のことです。
この機能に問題があると、ムセが生じたり、
時に気道に食べ物が入り込んでしまい、
肺炎(誤嚥性肺炎)や窒息に繋がることがあります。
のど周囲の筋肉を鍛えることにより、
適切な飲み込みに導くことが出来ます。
【対処法】
・のどの周りの筋力を鍛える
以上長くなってしまいましたが、
ご自身や家族周りの方に心配なところや
気になるところがある方はお気軽に相談してみて下さい。
参考資料 患者さんのためのオーラルフレイルと口腔機能低下症の本
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