現在、コロナウイルスの蔓延により世界中が大変な事になっています

 

日本においても緊急事態宣言が全国に発令され不要不休の外出の自粛が呼びかけられています。企業の活動の大半がストップしてしまいました。街ではスーパーやコンビニ、外食店などの生活に直結するお店以外は休業を余儀なくされています

 

多くの人の収入が途絶え政府は1世帯に10万円の支給を決定しました

 

多くの人が家に籠り自粛生活をしてみんなだいぶストレスが溜まってるようですね

 

自粛生活についてちょっと考えてみたいと思います

 

今の自粛生活の目的は人と人との接触を避け感染者の拡大を防ぐためです。つまり人間を守るための活動です

 

人間の立場からみるとコロナウイルスに感染して多くの人が亡くなっているのは大変な事態と言えます。確かに家族や友人が亡くなったら悲しいですよね

 

タレントの志村けんさんが亡くなったのも個人的にはすごく残念でした。女優の岡江久美子さんも亡くなりましたね

 

しかし、よく考えてみましょう。人間とて地球という環境の中で生かしてもらっているのです。『人の命は地球より重い』この言葉は間違いです。人類が絶滅しようとも地球が正常な状態にあれば他の動植物は生きていけるのです

 

人類が科学技術と世界規模のグローバルな経済活動を発展させたおかげで地球の環境は破壊されています

 

地球の酸素ボンベと言える森林を次々に切り倒しました。酸素は植物が光合成で作り出す事は中学生でも知っています。そんなにたくさん森林を伐採して地球の酸素はどうなるのでしょうか?二酸化炭素を吸収するのは植物だけです、そもそも地球上に酸素が作られるまで数億年もの長い年月を要しました

 

石油や石炭を燃やし過ぎれば二酸化炭素が増え過ぎてしまいます。わかっていながらなぜ人類は破滅に向かって突き進むのでしょうか?

 

大量生産・大量廃棄というシステムによって企業は新しい製品をどんどん生産して市場に送り込み、消費者は新しい製品をどんどん購入し、家電品などは壊れたら修理するよりも新しい物を買ったほうが安いというようになりました。壊れた電化製品はどんどん捨てられ廃棄物になってしまいます。材質はプラスチックや様々な金属が使われていて完全にリサイクルするのは不可能、廃棄物としてどこかに蓄積されていきます。それでも企業は自社の製品がたくさん売れてお金が入ってくればそれでよいというのが現代の経済です。江戸時代の生活用具は全て自然素材でできているので燃やせば消えてしまいます、僅な二酸化炭素は発生させますが処理に困る事はありません、公害も出しません

 

人間は貨幣経済というシステムを考え出しました。そのおかげで人間はお金を手に入れる事が至上目的となってしまいました

 

考えてみましょう。紙幣はただの紙切れです。いつしか人間はこの紙切れのとりこになってしまいました。経済活動の本来の目的は人の生活が豊かになるためのはずだが紙幣という紙切れをたくさん手に入れる事が経済活動の究極の目的になってしまいました

 

日本人にとって命綱ともいえるお米、お米を作る農家の人も考え方としては、みんながご飯を食べれるためにお米を作るのではなく、お米を売って紙幣という紙切れを手に入れるためにお米を作っているのでしょう。もし日本の全ての農家の方に「1億円あげます、もうお米を作らなくてもお金は充分ありますね、これで遊んで暮らして下さい」と言って農業を辞めさせたら日本のお米はなくなってしまいますよ、過去において国内産のお米が不足してタイからお米を輸入したのを覚えていますか?タイ産のお米は美味しくないと不評でした。チャーハンやカレーライスでないと食べられないと言われてました

 

自動車メーカーにしても消費者が新車をどんどん買ってくれないと困るわけです。ユーザーが1台の車をずっと大事に乗り続けたら新車の販売は伸びません。そこで、自動車のセールスマンはユーザーに買い替えを勧めたりします。車の好きな人は同じ車は飽きるのでお金があれば新しい車に買い替えます

 

自動車そのものは生産するのにたくさんの素材、鉄、ゴム、ガラス

ビニールなどを使用します。走らせるための燃料にガソリンが必要です。大量に生産すれば資源も大量に消費します。廃車になった車、ボディの鉄はスクラップにしてまた再利用できますが、内装のビニールや廃タイヤなどは廃棄物にしかなりません。燃やせば大気汚染を引き起こします

 

自動車メーカーは毎年新車の販売数、売上高が伸びてお金がどんどん入って来ないと倒産してしまいます。では自動車が次々に売れて、日本の陸地が車で埋め尽くされで身動きも取れなくなってもそれでよいのでしょうか?

自動車メーカーはお金が一杯入ってくるからそれで満足でしょうが、身動きも取れないのは困りますね

 

さて、今回のコロナウイルスの蔓延に絡んで、海外のニュースを見るとインドでは経済活動のストップによって大気汚染が改善されたようです。また企業活動のストップで原油の需要が落ち込んでなんと原油価格がマイナスにまで落ち込んでしまったそうです。世界中の原油貯蔵庫が満杯になりついにタンカーで海上貯蔵をおこなっているそうです

 

それなら原油の採掘を止めればいいのではと思いましたが、一旦採掘を止めてしまうと再び採掘するのにかなりのコストがかかってしまうので、原油の需要が減っても原油を採掘し続けるそうです、それで世界中の原油貯蔵庫が満杯になってしまったそうです

 

本来石油は節約して使わないといけないのに産油国にとっては石油はお金を手に入れるための手段なのです

 

貨幣経済がこのような資源の浪費を促しているのです。地球の環境を守るよりもお金を手に入れる方が優先になってしまいました

 

経済活動の定義:資源をどんどん浪費してたくさん製品を買わせてどんどん捨てさせてお金を手に入れる活動

 

経済活動=環境を破壊する活動

 

人類は間違った方向に突き進んでいます。わかっていながらなぜ止めないのか?

 

今回のコロナウイルスの世界中への蔓延はもしかすると人間の活動が活発になりすぎて地球が重い病気になり治療するための特効薬として処方されたのではないでしょうか?

 

特効薬はかなり効果を現していますがもしこの特効薬が効き目がなくなったらまた地球の体内の悪玉菌の活動が活発になります。そうなれば地球の命にかかわります

 

私達人間の命も大切ですが地球の命はもっと大切なのです

 

自分達の事ばかり考えるのはやめましょう

 

先進国の人達の普段の生活がいかに資源を浪費して大量の廃棄物を出し地球の環境を汚染している事を考えていない人が多すぎるのではないでしょうか?

 

今回のコロナウイルスでたくさんの人が命を落としました。それはとても悲しい事ではあります

 

しかし地球を人に例えれば、今の地球は命にかかわる重症患者のようなものです。私達人間があまりにもやりたい放題やり過ぎて自然界の浄化能力のキャパをはるかに越えてしまいました

 

今こそ人類全ての母である地球をいたわる時がやって来たのではないでしょうか?

 

人類全ての母がついにSOSを出して入院したのに、地球の息子である私達人類はまだ放蕩息子を続けるのでしょうか?母の容態を気にしなくてよいのでしょうか?このままでは母は死んでしまいますよ、そしたら私達も生きていけなくなってしまいます

 

今の自粛生活、もっと大きな視野で見てみましょう。単に感染を防ぐための自粛ではなく、母である地球の容態を回復させるための自粛と考えるべきではないでしょうか?

 

コロナウイルスが終息したらまた元通りに経済活動を再開するのでしょうか?そしたら母である地球の容態はもっと悪化します、ひょっとしたらもう命を助けることができないかも知れません

 

コロナウイルスがいかつ終息するのかはわかりませんが、その後また元通りに経済活動が再開するなら今までと何も変わらなくなってしまいます。今回のコロナウイルスでの世界中での自粛生活を契機に今までの経済活動の仕組みを変えていかなければならないと気付く人はどれくらいいるのでしょうか?

 

貨幣の仕組みも今までとは変えていかなければならないと思います。アメリカでも国民に対する現金の支給が行われました。日本も1世帯に10万円支給するのが決まりました。わざわざ赤字国債を発行しなくても紙幣を大量に擦って全ての企業の休業補償をすればいいのでは?世界中がそれをやればみんな生活していけます。ただしそれをやったら貨幣の価値がおかしくなりますが1国だけでなく世界中でやれば大丈夫じゃないですか?今は世界中で非常事態なんですから

 

これを契機に資源を大量に浪費する大量生産・大量廃棄の経済活動とマネーゲームを終わりにして、最小限の消費と物資を完全にリサイクルできるエコロジー経済への転換期ではないかと今回のコロナ騒動をそのようにとらえます

 

現在の地球の人口は77億人、すでに定員オーバーです。現在の先進国並みの生活をするならば人口は2億人が限界と言われています。すでに75億人が過剰人口になっています。先の記事で子供を生まない事を書いたのは実は地球の負担を減らすためなのです。日本よりも中国やインドといった人口大国のほうがもっと取り組むべきだと思います。また貧しい国々も子供を作るのは控えた方がよいかと思います、貧困の連鎖を断ち切らなければなりません

 

人口を減らすためとはいえ人が人を殺したら人間の世界では虐殺になってしまいます。戦争もよい手段とは言えません。例えば中国とインドがお互いに核兵器を相手国に使って両国が全滅すれば30億人近い人口の削減になります、その後でアメリカとロシアが残りの途上国に核兵器を打ち込み絶滅させれば世界の人口はさらに削減できますが、これはよい方法ではありません。ではどうするのか?

 

一番可能な方法は今から80年間、世界中で子供を作るのを禁止することです。今生きている人達が歳をとって寿命を迎えてだんだんと亡くなります。人の寿命は長くみて80年、その間新しい子供が生まれて来なければ人口はずいぶん減るでしょう。自然界の摂理に乗っ取った方法です

 

今回の世界中でのコロナ危機、今後どうなるのかは予測がつきません。私は個人的にですが多くの人とは違った見解をもっています。みんな早く元の生活に戻りたいとお考えでしょうがそれでは何も変わりません

 

今回のコロナ危機は人類が変わるための契機だととらえます

 

人類がはやくサメになってくれる事を願います

 

(注)サメになるとは一体なんの意味だ?

 

実はこれは隠語なのです。この本当の用語を使う事を禁じられましたのであえて『サメになると』と記しました