クリオーロ /

Nó Na Orelha

 

No Na Orelha

 

 

 

米やブラジルの音楽に関係なく、私を含め、とかく中高年の音楽ファンに評判の悪いヒップホップ・ミュージック。じつは今日紹介するブラジリアン男性SSWクリオーロはそんなヒップホップ/ラップの世界から登場してきました。

 

しかも良質なアルバムを提供する今どきの若手ブラジリアン・ポップ・ミュージシャンといえば、音大を出た良家の子女が多いなかで、クリオーロはサンパウロのファベーラ(スラム街)出身。その点でも異色な存在です。

カルリーニョス・ブラウン  やセウ・ジョルジ  同様、学校ではなくストリートで音楽を学んだ、ワルのニオイもちらつかせるタフなキャラの男、ですね。

 

クリオーロのアルバムに惹かれたのは、ヒップホップ出身ながらそれだけにとどまらない多彩な音楽性で、サンバ、ソウル、レゲエ、その他多くのジャンルを歌いこなせる豊かさがあるからです。

今日紹介するアルバム "Nó Na Orelha" を聴いてもらえれば、それが確認できます。これは現在7作出ているうちの2作目で、2011年の発表。

ヒップホップ出身だけにラップが多いのですが、動画の選曲は私の好みに合わせました。(笑)

 

 

 

クリオーロ (Criolo)

1975年生まれ。

'06年に1st アルバム "Ainda Ha Tempo " を発表。

https://pt.wikipedia.org/wiki/Criolo_(cantor)

Criolo

 

 

 

Bogotá

オープニングから熱いアフロビートで気持ちを

アップしてくれます。サックスはチアゴ・フランサ。 

 

 

Nao Existe Amor em SP

 

 

Samba Sambei

タイトルにはSambaとありますが、レゲエダブの

アレンジを加えた面白さですね。

 

 

Linha de Frente

ギター、カヴァキーニョ、パーカッション、ブラスの絡みが

心地よい、情感豊かなサンバです。

 

 

 

 4. 以外は クリオーロ (K.Cavalcante Gomes) の作詞作曲。

 

 1. Bogotá  4:40  

 2. Subirusdoistiozin  3:33

 3. Nao Existe Amor em SP  4:40

 4. Mario  (K.Cavalcante Gomes, Kiko Dinucci)  3:36   

 5. Fregues da Meia Noite  4:16  

 6. Grajauex  2:36  

 7. Sambei Sambei  3:42

 8. Sucrilhos  4:00

 9. Lion Man  3:25  

10. Linha de Frente  4:30

11. Samba Sambei Dub Mix  3:40

 

 

 

Producer, Arranged By, Instrumentation By – Marcelo Cabral
Producer, Programmed By, Arranged By, Instruments – Daniel Ganjaman