カルリーニョス・ブラウン /
Alfagamabetizado (バイーアの空のもとで)
今日はブラジルのバイーアのサウンドを進化させたカルリーニョス・ブラウンの
デヴューアルバムを紹介します。1996年のリリースです。
カルリーニョスは16歳のときからすでにスタジオ・ミュージシャンとして活動していた早熟な音楽家で、もともとエネルギーのある人なのか、当時から主役を食ってしまうような存在感があったそうです。名前のブラウンも、ジェームス・ブラウンから取ったそうで、彼の生み出した黒いファンクな音楽性を感じさせます。
彼が生まれ育ったバイーアという土地は黒人の多い地域で、ここで行われるカーニヴァルは、リオのように観光化されておらず、型にはまったものにもなっていないそうで、多くの黒人たちがこの時とばかりに趣向を凝らした音楽を披露しています。
そういったことがバイーアで多くの音楽スタイルが生まれる起動力になったと言われていますが、そんな世界から頭角を現してきたのがカルリーニョスです。
このアルバムにはそんな彼の、デヴュー・アルバムまでじっくりため込んできた
バイーアの音楽が詰まっています。
プロデュースはカルリーニョス・ブラウンとアート・リンゼイ。
カルリーニョス・ブラウン (Carlinhos Brown)
生年月日: 1962年11月23日
1987年カエターノ・ヴェローゾのバンドにパーカッショニストとして参加。
その後、彼は、ビル・ラズウェルやセルジオ・メンデスのアルバムにも参加。
1996年に、ソロ・デビュー作「バイーアの空のもとで」をリリース。
Pandeiro-Deiro パンデイロ・デイロ
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軽快な疾走感とウキウキさせる気分があります。素晴らしい野性味。
Argila アルジーラ
癒やされる良い声、良いメロディとサウンド。
前曲とうって変わって繊細な感性を感じます。
Seo Zé ゼーおやじ
ナンド・ヘイスをフィーチャーしています。
ノスタルジックなラテン・サウンドとブラジリアンなサウンドのミックス。
O Bode 山羊
バイーアの土着性を感じさせるパーカッションです。
ダンサブルだけど、メロディアス。
♪ 7. 8, 11, 12. 以外はカルリーニョス・ブラウンの作詞作曲です。
2. Pandeiro-Deiro パンデイロ・デイロ
4. Cumplicidade De Armário 共犯者
6. Tour ツアー
7. Bog La Bag ボグ・ラ・バグ (Carlinhos Brown, Celso Fonseca)
8. O Bode 山羊 (Carlinhos Brown, Alain Tavares)
9. Comunidade-Lobos ロボスのコミュニティー
11. Quixabeira キシャベイラ (Carlinhos Brown, B. Von der Weid, Afonso Machado) ★
14. Zanza ザンザ
15. A Namorada 恋人
YouTube (全曲) ★