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読破先日やっとこさ司馬遼太郎『燃えよ剣』を読破した。

あまりにも有名な新撰組副長土方歳三の生涯を描いた作品。

東郷平八郎まで出てくるとは知らなかった。

歴史が苦手だった分、読むのにえらい時間がかかってしまったけど、甲州街道が自分にとって縁のある道路なので入り込むきっかけになった。

千駄ヶ谷近辺なんかはほとんど地元だ。

武州多摩から京都、北海道と場面は変わって行くけれど、この頃にはすっかり『燃えよ剣』中毒になっていた。

前半は七里研之助が物語を引っ張ってくれた。

池田屋ノ変、鳥羽伏見の戦い(戊辰戦争)、新撰組崩壊状態となり旧幕軍としての艦隊での戦いが描かれている函館戦争などなど幕末期の戦いが沢山描かれている。

土方歳三から見た近藤勇、沖田総司、お雪との関係は胸を打つものがある。

そして登場人物達の台詞にはインパクトがあり、熱くさせてもらった。

『もってうまれた自分の性分で精一ぱいに生きるほか、人間、仕方がないのではないでしょうか』

『男の一生というものは美しさを作るためのものだ、自分の。そう信じている』

こんな名台詞が随所に散りばめられた熱い物語だった。

司馬遼太郎先生に感謝。

そして難しくても次第に引き込まれ読破出来ることを教えてくれたドストエフスキーにもやっぱり感謝。

現在北方謙三版『三国志』二の巻突入。

全十三巻。めちゃくちゃ面白いんだけど、先は長い。

持続させなければ乗り切れないだろうな。

 

さて、気がつけば三月。春がもう来てる。

昨日は高野八誠と二人で原田昌樹監督に会って挨拶してきました。

安らかに眠られていました。綺麗なお顔でしたよ。

二人で行った分、色々な事を思い出し、その後久しぶりに二人だけで語りあった。

本当に監督ありがとうございました。

また改めてご挨拶させて頂きます。