題名:巨人たちの星
著者:ジェイムズ・P・ホーガン
翻訳:池 央耿
出版:東京創元社(創元SF文庫)
初版:1983年5月27日
厚さ:ちょい厚文庫
オススメ度:★★★★☆
(あらすじ)
冥王星の彼方から〈巨人たちの星〉のガニメアンの通信が再び届きはじめた。地球を知っているガニメアンとは接触していないにもかかわらず、相手は地球人の言葉のみならず、データ伝送コードを知りつくしている。ということは、この地球という惑星そのものが、どこかから監視されているに違いない……それも、もうかなり以前から……!!五万年前月面で死んだ男たちの謎、月が地球の衛星になった謎、ミネルヴァを離れたガニメアンたちの謎など、からまったすべての謎の糸玉が、みごとに解きほぐされる。入魂の〈巨人たちの星〉シリーズ第三弾!(以上、本扉より)
本棚を取り締まる警察、
これでとりあえずJPホーガンひと段落。
三冊目『巨人たちの星』ジェイムズ・P・ホーガン著、1981年発表です。
そのカイワイじゃ、ただ「三部作」って言った場合、もうそれは「巨人たちの星シリーズ三冊を指す」って程のSFクラシックらしいですよ。
それってまるで映画で言うところのスターウォーズ三部作みたいな。。。。。まるでスターウォーズ。。。。宇宙戦争。。。
そう!今回のおはなしは宇宙戦争です!!
ミステリ好きな人なんかだと「一冊目は面白かったけどスペースオペラ?いよいよ興味ねぇ」てなかんじになりがちですが、
大丈夫かも!!
三冊目『巨人たちの星』ジェイムズ・P・ホーガン著、1981年発表です。
そのカイワイじゃ、ただ「三部作」って言った場合、もうそれは「巨人たちの星シリーズ三冊を指す」って程のSFクラシックらしいですよ。
それってまるで映画で言うところのスターウォーズ三部作みたいな。。。。。まるでスターウォーズ。。。。宇宙戦争。。。
そう!今回のおはなしは宇宙戦争です!!
ミステリ好きな人なんかだと「一冊目は面白かったけどスペースオペラ?いよいよ興味ねぇ」てなかんじになりがちですが、
大丈夫かも!!
(`・ω・´)ゞ イエッサ-
スパイサスペンス大盛り、アクションあり友情ありのシリーズ中もっとも映画っぽい作品でしたよ!!
まそれゆえ評価も分かれており、おまわりさん自身も「映画っぽい」のが小説のホメ言葉になるたぁ思いませんし、特に二冊目のプロローグなんてったら登場人物の容姿描写がない→ふつうに人間だと思って読む→「ガニメアンだったんだ!」っていう活字だからこその表現でステキだった訳ですよ。
しかし!
嫌いになれない一冊!!
いやむしろ好きかも!!!
これまでの「知的好奇心」から「エンターテイメント」にシフトして来たっつうことで、その振れ幅を楽しむ意味でもマストリードな最終章。
三部作並べてみれば「歴史ミステリ」「ファーストコンタクト」「宇宙戦争」って同じ食材を使ってこんだけ違う料理を出してくる店主(なぜ料理で例えた?)。
聞けば店主は『星を継ぐもの』(感想はこんな感じ)がデビュー作だっつって。サラリーマンやりながら書きましたっていうんだからすごい人だよ、2010年他界。。。
スパイサスペンス大盛り、アクションあり友情ありのシリーズ中もっとも映画っぽい作品でしたよ!!
まそれゆえ評価も分かれており、おまわりさん自身も「映画っぽい」のが小説のホメ言葉になるたぁ思いませんし、特に二冊目のプロローグなんてったら登場人物の容姿描写がない→ふつうに人間だと思って読む→「ガニメアンだったんだ!」っていう活字だからこその表現でステキだった訳ですよ。
しかし!
嫌いになれない一冊!!
いやむしろ好きかも!!!
これまでの「知的好奇心」から「エンターテイメント」にシフトして来たっつうことで、その振れ幅を楽しむ意味でもマストリードな最終章。
三部作並べてみれば「歴史ミステリ」「ファーストコンタクト」「宇宙戦争」って同じ食材を使ってこんだけ違う料理を出してくる店主(なぜ料理で例えた?)。
聞けば店主は『星を継ぐもの』(感想はこんな感じ)がデビュー作だっつって。サラリーマンやりながら書きましたっていうんだからすごい人だよ、2010年他界。。。
事件はこんなだ。
巨人たちの星からガニメアン通信が届き始める、しかも英語で。
「ファッキンジャップくらい分かるよバカヤロウ」
とは言ってない、言ってないけど地球からしたらなんで英語知ってんだよ?ってなるわけです。
「どうゆう事っ?」てなってるわけ。
でヤリトリを続けてみればどうやら地球に関して歪んだ解釈をしているらしいと。
実際は全世界絶賛軍縮中(で浮いた軍事費を宇宙開発にまわして月や木星での大発見に繋がった流れ)なんですけど、「第三次世界大戦始めるんか?」って聞いてくるの。
ちがうちがうちがう、そら否定しますわね地球人はさ。
だってちがうんだもの。
したら「どっちの情報が正しいか地球行って見てみるガニ」って言うわけです。
で国連代表団が交渉に当たるわけだけど、なんだか話し合いが遅々としてまとまらないわけ。
国連はなんでガニメアンの誤解を正さないんだろう?つってたらアメリカ代表が気付く。
でヤリトリを続けてみればどうやら地球に関して歪んだ解釈をしているらしいと。
実際は全世界絶賛軍縮中(で浮いた軍事費を宇宙開発にまわして月や木星での大発見に繋がった流れ)なんですけど、「第三次世界大戦始めるんか?」って聞いてくるの。
ちがうちがうちがう、そら否定しますわね地球人はさ。
だってちがうんだもの。
したら「どっちの情報が正しいか地球行って見てみるガニ」って言うわけです。
で国連代表団が交渉に当たるわけだけど、なんだか話し合いが遅々としてまとまらないわけ。
国連はなんでガニメアンの誤解を正さないんだろう?つってたらアメリカ代表が気付く。
「あれ、ソ連?あれ??」
「ソ連代表が邪魔してねいか?」
そこでアメリカ代表はガニメアン専門家のハントに連絡を取るわけです。
ソ連が国連の邪魔をしつつ裏でガニメアンと独自交渉しようとしてんじゃないか?
ほいでガニメアンの技術を独り占めする気じゃないか?
おそロシア。(((( ;°Д°))))
国連もあてにできないし、だったらアメリカはソ連に先駆けてガニメアンを誘致できないか?ってゆうの。
ただしばれないようにこっそりと。
ガニメアンが英語を知ってるのは地球の監視を意味するけど、にしちゃ誤った歴史認識を持ってる、ってのは故意に歪められた情報をガニメに流してるのがいるっつうことだと。
故意に誤った情報をガニメアンに伝えてんのは誰で、何故なんだ?
てな感じでギンエイデンばりスペースオペラとはほど遠い導入!
時代の空気感丸出し!
前半は社会派ミステリーか。
そして黒幕が判明してからの宇宙戦争へーーーー。
前回あんだけ優しかった巨人たち。
優しいってか先天的に攻撃性や猜疑心を持ちあわせないガニメアンたち。
その彼らが長ーーーーい歴史上初めての戦争に踏み切る!
ヘ(゚∀゚*)ノ タリ-ホウ!!
闘争心を持たないガニメアンがどうやって戦うのか!?
相手を疑わないガニメアンがどうやって策略を見破るのか!?
いーや戦えませんし見破れません!
まーガニメアンたら戦えないの。
まーガニメアンてば見破れないの。
しかし!
地球人がいる!
「有史以来ずーーっと戦争やりっ放し」
「ソ連代表が邪魔してねいか?」
そこでアメリカ代表はガニメアン専門家のハントに連絡を取るわけです。
ソ連が国連の邪魔をしつつ裏でガニメアンと独自交渉しようとしてんじゃないか?
ほいでガニメアンの技術を独り占めする気じゃないか?
おそロシア。(((( ;°Д°))))
国連もあてにできないし、だったらアメリカはソ連に先駆けてガニメアンを誘致できないか?ってゆうの。
ただしばれないようにこっそりと。
ガニメアンが英語を知ってるのは地球の監視を意味するけど、にしちゃ誤った歴史認識を持ってる、ってのは故意に歪められた情報をガニメに流してるのがいるっつうことだと。
故意に誤った情報をガニメアンに伝えてんのは誰で、何故なんだ?
てな感じでギンエイデンばりスペースオペラとはほど遠い導入!
時代の空気感丸出し!
前半は社会派ミステリーか。
そして黒幕が判明してからの宇宙戦争へーーーー。
前回あんだけ優しかった巨人たち。
優しいってか先天的に攻撃性や猜疑心を持ちあわせないガニメアンたち。
その彼らが長ーーーーい歴史上初めての戦争に踏み切る!
ヘ(゚∀゚*)ノ タリ-ホウ!!
闘争心を持たないガニメアンがどうやって戦うのか!?
相手を疑わないガニメアンがどうやって策略を見破るのか!?
いーや戦えませんし見破れません!
まーガニメアンたら戦えないの。
まーガニメアンてば見破れないの。
しかし!
地球人がいる!
「有史以来ずーーっと戦争やりっ放し」
地球人が加勢しまーす!
「特技:だまし合い」
「特技:だまし合い」
地球人が参戦しまーーす!!
てな感じで登場人物全員に見せ場が用意され伏線は回収、真実の歴史を明らかにし謎も解いて不思議な余韻を残しつつキレーイに輪を閉じた三部作完結編。
日本語訳も違和感無く、古さを感じさせないどころか「こんな本がこんな昔に!?」つって感心すること必至なシリーズ三冊『星を継ぐもの』『ガニメデの優しい巨人』『巨人たちの星』。三冊まとめて読むのが吉。
「でもお高いんでしょ?」
「タダ同然(あわせて2570円。。。)です」
(-。-;) コジンノカンソウデスヨ
時が経てば経つほど「こんな本がこんな昔に!?」ってなる名作SF、ぜひ本棚に並べときたい三冊だと思いましたよ。
巨人たちの星 (創元SF文庫 (663-3))/東京創元社
¥1,015
Amazon.co.jp
本棚警察 inspired by 図書館警察(タイトルだけ)
てな感じで登場人物全員に見せ場が用意され伏線は回収、真実の歴史を明らかにし謎も解いて不思議な余韻を残しつつキレーイに輪を閉じた三部作完結編。
日本語訳も違和感無く、古さを感じさせないどころか「こんな本がこんな昔に!?」つって感心すること必至なシリーズ三冊『星を継ぐもの』『ガニメデの優しい巨人』『巨人たちの星』。三冊まとめて読むのが吉。
「でもお高いんでしょ?」
「タダ同然(あわせて2570円。。。)です」
(-。-;) コジンノカンソウデスヨ
時が経てば経つほど「こんな本がこんな昔に!?」ってなる名作SF、ぜひ本棚に並べときたい三冊だと思いましたよ。
巨人たちの星 (創元SF文庫 (663-3))/東京創元社
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