題名:星を継ぐもの
著者:ジェイムズ・P・ホーガン
翻訳:池 央耿
出版:東京創元社(創元SF文庫)
初版:1980年5月23日
厚さ:丁度いい文庫
オススメ度:★★★★★
(あらすじ)
月面調査隊が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。
すぐさま地球の研究室で綿密な調査が行なわれた結果、驚くべき事実が明らかになった。死体はどの月面基地の所属でもなく、世界のいかなる人間でもない。ほとんど現代人と同じ生物であるにもかかわらず、五万年以上も前に死んでいたのだ。
謎は謎を呼び、一つの疑問が解決すると、何倍もの疑問が生まれてくる。やがて木星の衛星ガニメデで地球のものではない宇宙船の残骸が発見されたが……。
ハードSFの新星ジェイムズ・P・ホーガンの話題の出世作(以上、本扉より)
本棚を取り締まる警察、
第一回目は『星を継ぐもの』ジェイムズ・P・ホーガン著、1977年発表のSF小説です。
おまわりさんはアニメに詳しくなくて知らなかったんだけどこの本、『Zガンダム』や『ナディア』にオマージュされてたりなんかそのカイワイじゃ有名なSFクラシックらしいですね。
とはいえさ、SFってさ「コムズカシソウじゃないですか(・ε・) 」
やれ世界観だーやれ専門用語だー。
もともとソレ好きの人じゃないと「読ンデミッカー」とはなかなかなりづらいわけですよ。
だもんで一回目から「昔の外国のSF」なんてのはコムズじゃない?
とはいえさ、SFってさ「コムズカシソウじゃないですか(・ε・) 」
やれ世界観だーやれ専門用語だー。
もともとソレ好きの人じゃないと「読ンデミッカー」とはなかなかなりづらいわけですよ。
だもんで一回目から「昔の外国のSF」なんてのはコムズじゃない?
と思いますよね??
でも大丈夫!!
でも大丈夫!!
(`・ω・´)ゞ イエッサ-
手に取ってさえしまえば「昔の本」とか「外国の本」とか「SFの本」とかそういうのサッピーてもソートー面白い『ミステリー』小説でしたよ!!
事件はこんなだ。
手に取ってさえしまえば「昔の本」とか「外国の本」とか「SFの本」とかそういうのサッピーてもソートー面白い『ミステリー』小説でしたよ!!
事件はこんなだ。
21世紀半ば。
月で宇宙服を着た死体が発見される。
身元は不明、とりあえず「チャーリー」と名付けられまして。
これを年代測定にかけたらどうやら五万年前の人だったって。
これにはみんな首をかしげた。
「オメなに人だよ?」つって。
宇宙服着てるってことは環境になじんでないわけだから月の民じゃないよね。
なんならその宇宙服は現代よか進んでるんですけどつって。
てか『人間』なんだから地球人でしょ、進化生物学的に。
いやでも月にロケット飛ばすほどの文明だってのに遺跡とかないのおかしいでしょつって。
これケンケンガックガク。
それで主人公はヴィクター・ハントって博士さんなんだけど、ニュートリノによる透過スキャン装置の開発者だそうで。
これでもってチャーリーが持ってた手帳をスキャンして解読を試みる。
そう!
宇宙服着てるってことは環境になじんでないわけだから月の民じゃないよね。
なんならその宇宙服は現代よか進んでるんですけどつって。
てか『人間』なんだから地球人でしょ、進化生物学的に。
いやでも月にロケット飛ばすほどの文明だってのに遺跡とかないのおかしいでしょつって。
これケンケンガックガク。
それで主人公はヴィクター・ハントって博士さんなんだけど、ニュートリノによる透過スキャン装置の開発者だそうで。
これでもってチャーリーが持ってた手帳をスキャンして解読を試みる。
そう!
これはチャーリーの正体をめぐるまぎれも無いミステリー!!
解読が進むなか、火星と木星の間らへんにあって五万年前崩壊した惑星ミネルヴァで高度文明が存在してたのが分かったらしく。
はたして「テラリアン(地球人)」そっくりなチャーリーたち「ルナリアン」は「ミネルヴァン」なのか!?
で時を同じくして木星の衛星ガニメデの氷原下から宇宙船が見つかる。
その中にはガニメアンのガイコツが!!
そしたらこれが2500万年前のヤツだってさナニソレ。
はたして2500万年前のガニメアン達は5万年前のチャーリー達と関係があるのか!?そしてそれらはわたし達地球人と関係があるのか!!??
解読が進むなか、火星と木星の間らへんにあって五万年前崩壊した惑星ミネルヴァで高度文明が存在してたのが分かったらしく。
はたして「テラリアン(地球人)」そっくりなチャーリーたち「ルナリアン」は「ミネルヴァン」なのか!?
で時を同じくして木星の衛星ガニメデの氷原下から宇宙船が見つかる。
その中にはガニメアンのガイコツが!!
そしたらこれが2500万年前のヤツだってさナニソレ。
はたして2500万年前のガニメアン達は5万年前のチャーリー達と関係があるのか!?そしてそれらはわたし達地球人と関係があるのか!!??
ヘ(゚∀゚*)ノ カキマゼチャイマース!
「チャーリー地球人説」を貫く生物学者ダンチェッカー教授と「それコテイカンネン」つうハント、この二人が対立しながらもたったひとつの答えにたどり着く道程はもう。。。
もう、
「チャーリー地球人説」を貫く生物学者ダンチェッカー教授と「それコテイカンネン」つうハント、この二人が対立しながらもたったひとつの答えにたどり着く道程はもう。。。
もう、
(あとがきより言葉を借りて↓)
センス・オブ・ワンダーーーー!!!
地球外知的生命体、宇宙考古学、ミッシングリンク、月の不思議、オーパーツ、宇宙戦争。。。etc。
センス・オブ・ワンダーーーー!!!
地球外知的生命体、宇宙考古学、ミッシングリンク、月の不思議、オーパーツ、宇宙戦争。。。etc。
都合いいし人物描写浅いし物語性希薄だとは思うけど、
プロットだけでもうコレ五億点出てます!!
で最後にこの本、最高なことに「巨人たちの星シリーズ」ってことで続編が出てまして。
『星を継ぐもの』
『ガニメデの優しい巨人』
『巨人たちの星』
『内なる宇宙』
『Mission to Minerva(未訳らしいです)』
てなラインナップで。
特にはじめの三冊はヒックルメテかなりいいと思うのです。
同じ登場人物でありながら三冊それぞれ違うジャンルの小説読んだような読後感が得られてカナリイイ!!
『Mission to Minerva』翻訳出ないかな。。。
ヽ(゚◇゚ ) コレモオススメ
の明智~光秀の子孫~憲三郎さんもブログで、啓発された的感想を書かれてたりと歴史ファンにも響くとオモワレル!
さぁこれ歴史ファンの本棚にもミステリファンの本棚にもベストフィット。
SF歴史ミステリー(?)『星を継ぐもの』本棚に並べときたい一冊(いやシリーズ三冊!)だと思いましたよ。
星を継ぐもの (創元SF文庫)/東京創元社
¥756
Amazon.co.jp
「小説として、SFとして、おそらくは数多くの欠点を持っているこの作品には、そのすべてを帳消しにする魅力がある」鏡明(以上、あとがきより抜粋)
本棚警察 inspired by 図書館警察(タイトルのみ)