韓国初のドーム球場で、李大浩の特大ホームランを観る☆高尺スカイドーム観戦記【2018.5.27】
※【ソウル旅行記③】の続きになります。
ソウル駅から地下鉄1号線で25分ほどで、この日の目的地・高尺(コチョク)スカイドームの最寄駅であるクイル駅に到着。建物が綺麗でしたので、もしかしたらドームの完成に合わせて新しくなったのかもしれません。
駅構内に案内図がありました。クイル駅を降りるとドームはもう目の前です!
緩やかな坂を歩いていきます。ドームのガラスにマスコットの絵が見えますね~
駅からここまで歩いて2分ほどでした。この辺りがレフトポール付近になり、左へ行くと外野エリアの入口。そして写真右下にチケット売り場が見えます。
やたらと人が少なく、並ばずに窓口へ。ここでも用意してきたハングルで希望の席を書いたメモを窓口で見せたのですが、その3塁側のベンチ上のエリアの席がまたも完売…
そのため仕方なくビジターチームの応援エリアとなる、3塁側のポールに近いエリアの内野指定席のチケットを購入。料金が22,000ウォン(約2,385円)ということで、韓国の球場にしてはちょっと割高ですね。
とりあえずチケットは購入できたので、球場の脇を通って正面入口へと向かいます。
しっかりと広めの導線が作られてますね。
正面付近にはちょっとしたスペースがありましたが、ここでネクセン・ヒーローズのマスコット、トクトリ を発見!ファンとの撮影に応じているようでした。
アップで撮らせてもらいました!しかし何とインパクトのあるマスコットなのでしょうか( ̄□ ̄;)!!
…ということでやってきました 高尺(コチョク)スカイドーム!この球場は韓国初のドーム球場として2015年10月に完成。こけら落としとしてプレミア12の韓国代表×キューバ代表の試合が行われ、イ・デウン投手とデスパイネ選手のマリーンズ対決(当時)がここで実現したんですよね~
2016年からはKBO(韓国プロ野球リーグ)のネクセン・ヒーローズの本拠地となり、今シーズンで3年目を迎えます。17,000人しか収容できないずいぶん小さなドーム球場ですが、球場好きとしてはどんな球場なのか自分の眼で確かめてみたかったのです♪
こちらが3塁側の入場口。日本と同じように手荷物のチェックがありました。
コンコースに入ると最初に眼に飛び込んできたのが大阪王将の看板(笑)
そしてスタンドへ!確かに見慣れている日本のドーム球場と比較すると小さいなという印象は受けますが、まだ開場3年目ということもあってすごく綺麗です☆
客席が少ないのは内野エリアと外野エリアが分断されており、その間に座席がないため。これは恐らく土地がそうなってるからなのでしょう。天井はメットライフドームのように自然光を取り込む造りになってました。だから「スカイ」ドームというんでしょうね~
事前の情報では前の席との間隔が狭いとのことでしたが、実際に座ってみると確かに狭かったです。それでも来る前には膝が前の席に当たることまで想定してましたので、そこまで狭くなくてよかったかなと(苦笑)
…それでも席を離れる時は隣の席の人に立ってもらわないと通れないため、ちょっと面倒でしたね。
とりあえず自分の席の位置が確認できたので、少し球場内を散策します。ネクセン・ヒーローズの親会社であるネクセンは韓国のタイヤメーカーということで、タイヤとホイールの展示がありました。
コンコースの雰囲気は何となくですが、ナゴヤドームに似た感じでしょうか。こちらもすごく綺麗で、色んなお店がありました。ちなみに外野エリアは分断されているため、ライト・レフトでそれぞれ行き止まりになります。
4階席まで昇ってみました。ビジョンがセンター・レフト・ライトと3箇所に見えますが、実は開場当初はセンターのみ。ところがセンターのビジョンが小さすぎて、内野席からは数字も選手名もよく見えないとのクレームがあり、両サイドに大型のビジョンを設置したそうです。…わかる気がします(苦笑)
ビールを買って席まで戻ってきました。この前日の蚕室(チャムシル)野球場と同じく、銘柄は「CASS」!余談ですが、売店で「ビアー」が通じず、「カス!」と言ったら通じました(笑)
ちなみにビールは韓国語で「맥주(メクチュ)」というので、覚えておくと便利ですね。
例によって静かに発表されたスタメン。KBOは打高投低のリーグということで、打率を見るとやたらと打線が強力に見えます。しかしハングルだけはホントに1ミリも読めないですね~
この日はネクセン・ヒーローズ×ロッテ・ジャイアンツ戦で、このあと14時のプレーボール!そういえば同じカードをロッテの本拠地・釜山のサジク球場で、3年前にも観ていたことに気付きました(レポ)
ロッテの先発はベネズエラ出身でメジャー経験もあるドゥブロン投手。ロッテは今シーズンからユニフォームが一新されましたが、何となくマリーンズのビジターユニにも似た色使いにも見えますね~
そして久しぶりに李大浩(イ・デホ)選手の姿を見ました!2012年にはバファローズ、2013年からの3シーズンをホークスで過ごし、2016年に渡米。シアトル・マリナーズで1シーズンを過ごした後に、昨2017年から古巣でもあり地元でもある釜山のロッテへ復帰したんですよね。
試合前の1塁側、ネクセン・ヒーローズの選手たちが円陣を組みますが、よく見るとトクトリの姿も見えます。
こちらは女の子のマスコット!ネクセンの選手の名前がアナウンスされて守備に就くときに、まるでフィギュアスケートのスピンのように回っている姿がかわいらしかったのですが、名前がわかりません(苦笑)
そしてロッテ・ジャイアンツの応援団長もお久しぶりでした!3年前に釜山で見たときに、すごくアグレッシブだったのをよく覚えています。
試合開始のテーマにフラッグを掲げるロッテのファン。どこの国へ行っても熱いファンがいるのは同じですね。
そして応援団長のリードのもと、スピーカーから音楽が流されてチアによる応援が始まります!これを見ると韓国プロ野球だなぁと改めて感じるものですね~
試合は初回、韓国代表経験も豊富なロッテのソン・アソプ選手がいきなりの先頭打者ホームラン!しかし写真奥では1塁側の席なのにに喜んでいるロッテのファンが多いみたいですね~
更には4番DHで出場の李大浩選手も、レフトスタンド上段へ飛び込む特大のソロホームランを放ちます!
打った瞬間にそれとわかる豪快な一発は、NPB時代にマリーンズ戦で何度も見せられたので、何か懐かしい感じがしました(笑)
開始早々のホームラン攻勢に、ロッテの応援席が一気に盛り上がります!しかし目の前でバンバンとスティックバルーンをたたかれるので、撮影が大変でした(苦笑)
このあとも1点を加え、初回にあっという間に3点を先制したロッテ。しかし両サイドにあるこのスコアボードは綺麗で見やすかったです。(ハングルはわかりませんが…)
席からのグラウンドの眺めはこんな感じでした。最もポールに近いエリアということもあってか、座席自体がグラウンドの方を向いていたので、観戦しやすかったです。
こちらは1塁側のネクセンの応援席。あのマスコットたちもいますね~
3点を追いかけるネクセンはチャン・ヨンソク選手がツーベースを放つも、得点には結びつかず。しかしこの日は今年メジャーからKBOに復帰したパク・ビョンホ選手が出場してなかったのは残念でした。
ここで席を移動。便宜上、この通路より前を1階席、後ろを2階席と呼ぶようです。しかしこれだけ段差があると、2階席の最前列は通路を歩く人で目の前をさえぎられることはなさそうですね。
上のフロアに上がってきました。この手すりより前が3階席となり、通路の後ろが4階席となります。しかし3階席は透明の柵がグラウンドにかぶるので、気になる人はずっと気になりそうですね。
4階席の最上段まで昇ってきました!とにかくすごい傾斜なので、何か落として転がったりしたら大変かも。
その最上段から全体を見渡します。これはいい眺めでした!
こちらは3塁側。ビジターのロッテのファンが多いからか、レフトの下段も含めてギッシリと埋まってますよね~
それに対し、日曜日のデーゲームなのに1塁側のホームのネクセン側は何故か空席が目立ってました。
…そしてこれで見ると縦の通路がちゃんとありますが、実は開場当初は通路が少なく、最大31席もの横並びがあり、中間の席は試合中にトイレに行けないので皮肉を込めてオムツが必要な「オムツシート」と呼ばれていたそうです(笑) あまりの苦情に席をトータル1,000席減らして縦の通路を増やしたとか。
4階席から李大浩選手の打席を眺めます。ほぼ真上からといった感じですね。
とりあえず外野エリア以外は一通り見て回った高尺スカイドーム。開場当初はホントに悪い噂ばかりで最悪のドーム球場という評判でしたが、その後の改修工事を経たことで、個人的には言われるほど悪い球場ではないと感じました。1つ挙げれば、3階席/4階席に対して見やすい1階席/2階席の座席数が圧倒的に少ないことですかね。
とりあえず今回の目的は球場の雰囲気を知ることでしたので、4回表の時点で観戦を終了。帰りの飛行機の時間を逆算して早めに夕食をとらなければならないので、ソウル駅の方まで戻ることにします。
こちらは外周にあるネクセンのショップ。しかしトクトリの顔が実物よりイケメンな気がします(笑)
来た道を戻ります。クイル駅まではここから420mのようです。やはりアクセスはすごく便利ですね~
クイル駅にはホームが3つありましたが、改札前の電光掲示板がハングルしか表示されなかったため何番ホームに行けばいいのかわからず。仕方ないのでそのまま改札内に入ったら、中に「ソウル駅方面」と英語での表記がありました。
…ということで韓国ではこれで5球場目となる、以前から気になっていた高尺スカイドームへ行く機会ができ、個人的にとても満足することができました。
実は最初に計画を立てた時点で、蚕室(チャムシル)野球場・高尺スカイドームの両方で試合が行われる土日で計画を立てれば、両方の球場へ行くことができると思い今回の日程になったのですが、運よく天気のいい土曜日に蚕室でパラデス選手を観ることができたので、日曜日は安心してこちらへ来ることができたのでした。(しかもこの日の蚕室ではパラデス選手はスタメンを外れてました)
このあとは地下鉄で南大門市場へ向かってこの旅最後の食事。そして明洞(ミョンドン)で買い物を済ませて仁川(インチョン)国際空港へと向かい、日本への帰路につきましたが、その模様は次回更新予定の【ソウル旅行記④】にて書かせていただきたいと思います☆
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【球場別観戦レポ】…今回の高尺スカイドームで84球場になりました。
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