Kスタの連敗ついにストップ!歓喜の涙で終わった仙台遠征☆Kスタ宮城観戦記 【9/20編】
お仕事中の方も、お食事中の方も、はたまたKスタへ向かっている方も、みなさんお疲れさまです
通常の生活に戻りました(苦笑)
昨日は、よっぽど疲れていたのか安心したのか、仙台からの帰りの新幹線で爆睡し、東京駅からの総武線でも爆睡
さらには、自宅に着いてからも爆睡という、「どんだけ寝るねん」というくらい、睡眠をたっぷり取りました
さて、今回の仙台遠征もはや最終日。「3日も行くから、1日くらいは勝てるだろう」くらいの考えで臨んだKスタでしたが、さすがに2戦続けての9回逆転サヨナラ負けを見せ付けられ、背水の陣で3日目に臨むことに。
試合前、コーリー投手と小野晋吾投手が、なにやら真剣に話しながら歩いておりました。
ここのところ、中継ぎでの出番がない小野晋吾投手、おそらくは近々先発に復帰するのではと睨んでましたが…
笑顔のマーフィー投手
昨日の試合前も、外野に飛んできた打球をキャッチして声援に応えたり、即席サイン会が始まったりと、連敗中でも明るくファンサービスをしてくれますよね
今日は2回目となるKスタでの先発になりますが、前回のリベンジを果たすべく、いつものピッチングをして欲しいですね
そして、西本コーチとフォームのチェックをする、小林宏之投手を発見
前日、2戦連続でセーブを失敗したばかりか、逆転のサヨナラ負けを喫し、マウンドに崩れ落ちてましたので、相当落ち込んでいたのではないかと思いますが…
かなり長い時間、チェックを行っているようでした。
そして、とうとうライトスタンドには、神社までが奉られました
残念ながらこの神社、球場の係員から注意を受けて、撤去されてしまいましたが…
昨日は色んなところで、お清めの塩が盛られてましたね(苦笑)
ところで今回は仙台に来て、牛タン以外の名物を食べてなかったので、これを買ってみました。
仙台名物の『ずんだ白玉』、実は私、結構好物だったりします
疲れているときなんかには、こういった甘いスイーツが美味しいんですよね
昨日のスタメンは、久々にサブロー選手が守備に付き、今江選手が2番、清田選手が8番と、かなり中身が濃くなったオーダーで臨みます
さぁ、そしていよいよ、色んな意味で負けられない試合が始まります
マリーンズは初回、イーグルス先発・永井投手の立ち上がりを攻めます
まずは西岡選手が、レフトスタンドへの先頭打者ホームラン
昨日も幸先よく、先制点を奪うことに成功します。
そして、井口選手の当たりは、内野へのゴロでしたが、これが相手のエラーを誘い、セカンドまで到達することに成功
この場面で、福浦選手が打たないはずはありません
1、2塁間をきれいに破るタイムリーで2点目
さらには、サブロー選手、大松選手とヒットが続き、2アウト満塁のチャンスに、今グイグイきてますの清田選手…
しかし残念ながら、ここは内野ゴロに打ち取られてしまい、結局2-0で1回表は終了。
何とかこの先制点を守りたいマリーンズの先発は、前回の登板が非常に残念に終わったヘイデン・ペン投手
Kスタでの連敗脱出のため、そのピッチングに期待がかかります。
昨日のペン投手の立ち上がりはストレート主体のピッチングで、そのほとんどが150Km台と、かなり球が走っているように見えました。
昨日のKスタは、前日の混み具合と比較すると、若干空いていたようにも思いますが、それでもレフトスタンドは、たくさんのイーグルスファンで埋め尽くされてましたね。
そういえば、ライトスタンドからサブロー選手の背中を見るのも、久しぶりのような…
何とか先制点を守って欲しいペン投手ではありましたが、2回に山崎選手のソロアーチ、3回には昨日のサヨナラホームランもまだ記憶に新しい高須選手にタイムリーを打たれ、2-2の同点とされてしまいました…
またまた、悪夢がよぎります…
しかし、昨日のマリーンズは気合が違いました
4回、清田選手がヒットで出塁すると…
慣れない一軍スタメンですが、必死に頑張っている斉藤選手が、きっちりバントで送ります。
西岡選手のフォアボールをはさみ、ここで今や『今江様』と呼びたい今江選手が、勝ち越しのタイムリー
3-2と、リードを奪います
5回には、Mr.カラスコが登場
球場内をバイクで駆け回ったあとは、全力ダッシュでバック転のパフォーマンスをして、帰っていきました。
一昨日ほどではなかったですが、それでもたくさんのマリーンズファンが、色々な地域から集合していました。
…やっぱり、怖い
またも斉藤選手がバントで送った後、西岡選手の打席…
レフトへと上がった打球は、ポールに直接当たる、2ランホームラン
これで5-2とし、さらには今江選手のヒットに続き、井口選手がタイムリー
6-2と、4点差にリードを広げます
「よし、今日こそいける」という気持ちと、「いやいや、まだまだわからない」という気持ちが、交互に繰り返しながら、声援を送っていました
マリーンズの2番手は、前日には素晴らしいピッチングを披露してくれた内投手
しかし、牧田選手のタイムリーと、この後に代わった古谷投手のとき、パスボールで1点を献上してしまい、6-4と追い上げられてしまいます
それでも絶対に負けられないマリーンズの気合が、炸裂します
7回には、大松選手のヒットの後、清田選手が猛打賞となる、この日3本目のヒット
そして代打の角中選手が、貴重なフォアボールを選び、満塁のチャンス
そうなれば、この人が燃えないはずはありません
西岡選手の当たりは、セカンドに止められますが、オールセーフ
7-4と、貴重な追加点を奪いました
不安な気持ちより、「今日こそいける!」の気持ちが、この時点では勝ってきましたね
しかし7回裏、とんでもないアクシデントがマリーンズを襲います
山崎選手のフラフラーッとしたフライを、追っかけていた西岡選手と清田選手が激突し、両者とも倒れこんでしまうという、悪夢のようなことが起こってしまいました
なかなか起き上がることができず、球場が静けさに包まれます。
やがて、西岡選手が起き上がると、ライトスタンドからは自然と剛コールが。
そしてここで、何とも感動的なことが起こりました
まだ立ち上がれない清田選手に対し、何とレフトスタンドのイーグルスファンから、清田コールが沸きあがったのです
マリーンズファンは拍手で応え、やがて球場全体が清田コールに包まれました。
…このとき、感動して泣きそうでした。
やがて、ようやく清田選手も立ち上がり、何とか無事のようで安心しました。
そしてまた、球場全体から拍手が沸き起こりましたね
そして8回、マリーンズファンのKスタ初勝利への思いが、断ち切られてしまいます…
7回に内野ゴロの間にランナーが還って7-5と2点差になっていましたが、薮田投手が聖澤選手に、同点となる2ランホームランを打たれてしまいます
またもや、8回で力が尽き、ペン投手の勝ち投手の権利はもちろん、Kスタ初勝利もまた夢と終わってしまうのか…
そんな思いにかられてました。
そして9回表も得点を奪えず、魔の9回裏を迎えます。
この緊迫した場面を任されたのは、小林宏之投手ではなく、伊藤投手
ここは何とか乗り切り、試合は延長戦へと入りました。
とにかく、どうしても勝ちたいという思いで、ライトスタンドの応援も必死でした
ここで、デジカメのバッテリーが残りわずかになっていることに気付き、とにかく勝利の歴史的瞬間を撮るためにセーブしたので、ちょっとだけ時間が空きます
気付けば、いつのまにか太陽は沈み、Kスタの上空には闇が迫ってきてました。
10回、11回とともに得点することができず、いよいよ最終回。延長12回は簡単に2アウトを取られてしまいましたが、やはり今日はこの人がやってくれました
西岡選手が、イチロー選手の記録にあと1回と迫る、今シーズン25回目の猛打賞となるヒットで、執念の出塁を果たします
東北のマリーンズファンの夢を乗せて、勝ち越しのタイムリー
さらには金泰均選手にもタイムリーが飛び出し…
最終回でついに9-7とリードを奪うことに成功しました
そして歴史的な勝利まであとアウト3つというところまで来て、西村監督は小林宏之投手をマウンドに送り出します
2試合連続でここからひっくり返されているだけに、ライトスタンドは祈る気持ちで見守ります
しかし、先頭の高須選手にヒットを許し、またもやノーアウトのランナーを出してしまいます
ここでライトスタンドは全員が立ち上がり、宏之コールを送りました
そして、今まで散々苦しめられている山崎選手を、ゲッツーに打ち取ります
あと一人…あと一人…
ルイーズ選手をフォークで三振に取り、ゲームセット
ついに、Kスタでの連敗を止めることができました
勝利の瞬間、ライトスタンドでは、叫ぶ者、泣く者、笑う者…
その中の一人として自分がいることで、本当に泣きそうでした
ヒーローインタビューには、決勝タイムリーを含む5安打の大活躍の、今江選手
終わってみれば、5時間を超える激闘で、両チームで32本のヒットが出る、激戦でした
仙台に初めて、アカペラの西村ダンスが鳴り響きます
(興奮して、写真がピンボケになってたので載せれませんが)
そして2次会、盛り上がらないわけがありません
一戦目二戦目と、終わった後に何もやる気が起こらないくらい打ちのめされたKスタでしたが、遠征の最後に、こんなドラマティックで、素敵なことが待っているとは…
恐らく、今シーズン参戦した中での、ベストゲームと言えると思います
昨日あの時間を、多くのマリーンズファンの方と共有できたこと、本当に幸せでした
色々と辛いこともありましたが、仙台、そしてKスタ最高
今までは恨めしく見つめながら後にしたKスタが、昨日はそんな思いを抱けるくらい素敵なところに思えました。
一晩寝て、現実の生活に戻ってますが、まだ昨日の素敵な余韻は、体の中に残っていますし、昨日の試合のことは、きっとずっと忘れないと思います
そして、なかなかマリンへは来れず、Kスタへ通い続けた東北のマリーンズファンには、本当におめでとうございますという言葉をかけたいですね
今日はこの後、イーグルスとの最終戦があります。
もう鬼門でもなければ、魔物もいません。
マリーンズらしい野球をして、勝利をおさめて欲しいと思います
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[2010・仙台遠征記]
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