読売新聞

 

連載2日目。中があるということは3日間の連載ということだろう。

 

>関係者によると、斎藤は会見の直前まで事実関係を丁寧に説明するかどうか悩んでいたという。

 

こういった議会側には伝わっていない話は特に興味深い。

 

>「この文書を作ったのは誰なのか」 「若者・Z世代」など独自色を打ち出した県当初予算案が議会を通過した3月下旬、斎藤は主要な県幹部を集めた場で、いらだちを隠せずにいた。

 

>斎藤側の動きは速かった。県人事課は3月27日、男性職員を局長から急きょ解任し、4日後の退職予定を取り消した。理由は「調査中」として明かさなかったが、数時間後の記者会見で斎藤がこうまくしたてた。「業務時間中に『うそ八百』を含めて、事実無根の文書を作って流す行為は公務員として失格です」。名誉毀損に当たるとして県警への被害届を検討するとも強調した。

 

こうした昨日の連載<上>での話も含めて、側近でないと知り得ない話が報じられる状況になってきているということだ。

 

先の20日の定例会見の最後に文書問題を知事が自ら説明したこと。私が聞く県職員の評価は極めて辛辣で私も下記で記したが明らかに失敗している。この全否定の内容で会見で発表することについて、側近の中で慎重な意見を進言した人もいるという。その声は採択されなかったようだが、「採択されなかった」こととその人たちの名前が具体的に漏れてきている。いや自らもらしているのだろう。

側近だとみられる関係者の証言によって一つ一つ知事の答弁の矛盾も明らかにされていく。側近の結束も綻んでいるのかもしれない。

 

 

 

クロをシロと押し通すような上意下達の専制的な姿勢。3月下旬の段階で文書を詳しく読み込み、嘘八百で名誉毀損だと断じていたから自分が局長を解任したのに、4月2日の知事記者会見では元局長の反論文書について「内容そのものを承知していません」と語っている。具体の反論には目を通さず、専制で押し通そうとする姿勢がはっきり確認できる。

 

 

 

 


 

 

専制を続けるしかない中で、鉄の結束がなくなればどうなるだろうか。側近の間に吹きはじめた隙間風がこうした記事になっていると考えるのは邪推だろうか。