齋藤知事の昨日の定例会見はネットで視聴した。下記リンクの県立考古博物館で怒鳴り散らした件についてはあまりにも腹が立ったので同時に更新した。 

 

 

もちろんそれだけではない。

 

齋藤知事定例会見・ひょうごチャンネル(ユーチューブ版) 

 

「文字起こし」から重要事項について竹内作成

https://www.youtube.com/watch?v=YRGMHqJlklw&t=814s

 


11:35~
齋藤知事発言(文書問題)

改めまして、今回の文書問題に関しまして多くの県民の皆様にご心配をおかけしてるということ、そして現下の状況になってるということにつきまして改めてお詫びを申し上げたいと思います。
この間、調査中であることなどから私自身がこの文書に関する見解を全体的にお伝えをする機会がなかったということです。しかし今回議会の方で百条委員会が設置されることになりました。また第3者委員会についても準備が進んでるというとこです。
そんな中で県民の皆様そしてメディアの皆様からも知事自身の見解そして思いを述べるべきではないかという多くのご指摘も頂いてきてました。そして私自身もそれが本当に大事だということですので、本日文書に対する私の見解を述べさせていただきたいという風に考えています。では項目に沿って述べさせていただきます。

まず、五百旗頭先生のご逝去に関する経緯です。その中で、とにかく齋藤氏は「井戸嫌い」そして年長者嫌い、文化芸術系が嫌いで有名です、というご指摘がありました。私自身は井戸前知事とは選挙戦を通じて厳しく激しく対峙したということは事実であります。ただやはり「井戸先輩」は総務省そして自治省の大先輩でもあります。また20年にわたり県政のかじ取りをされてきた「大変素晴らしい尊敬される方だという風に常に今も思ってますし、これまでも思っていました」。また、年上の方、目上の方を敬うということを私自身も大事にしてますし、文化芸術についても本当に大切な、県にとっての分野だという風に考えています。このようにこのご指摘というのは私の思いや考えとは異なる事実が記載されておりまして、私自身も困惑したというところです。

(中略)

30:20~
毎日新聞 中尾記者(記者クラブ幹事社)
幹事社としては最後になるんですけども、どうしても個人的にも引っかかるのは、オリックス阪神のパレードに関して、その後と言ったらいんでしょうか、この文書が出て以降、総務課長にあたる方が自死してしまった。それについては県の公式な見解ですとか、知事のパワハラに当たるかどうかっていうのは、今回、公務災害認定の申請がご遺族から出なければ分からないと思いますけれども、弔慰ですとか、悼む気持ちですとか、業務上のことであればなおさら、そういったことが今までの会見の中でも、これまでのやり取りの中でも出てこなかったっていうのは、すごく残念に思います。
改めて総務課長の死亡されたことについて、知事の今のお気持ち、弔慰ですとか、もしあれば教えてください。

齋藤知事
えっとそこはですね、やはり当該の方の個人情報に関することになりますので、なんて言うんですかね、なかなかそこをお答えするということが、やっぱり私の知事としての立場はあくまで行政のこう、中の位置なので、お答えできないっていうのが正直なところこれまでのスタンスでしたし、今もそういった意味では同じスタンスになってしまうんですね。そこはやはり、個人情報に関することになりますので、お答えできないっていう面は、なんていうんですかね、ご理解いただきたいなという風に思ってますね。

毎日新聞 中尾記者
すいません。今の時点では知事ご自身はパワハラに当たらない、勤務時間の超過であるとか、慣れない業務についていらっしゃったかに思うんですけれども、パワハラには当たらないというお考えなんでしょうか。

齋藤知事
 パレードの件については、スポーツ担当部局を中心に懸命にパレードの業務それから協賛金集めというものをやっていただいてましたんで、担当部局の方にしっかり頑張っていただいたということだと思います。なのでそこはしっかり業務をしていただく中で、確かにパレードは大変短期間で業務の重い仕事だったと思いますので、そこでいろんなこう負荷がかかったということはあるかなと思ってますけども、これは今後どういった状況だったのかっていうのは百条委員会なり第3者委員会にも議論はされていくもんだという風には考えています。

毎日新聞 中尾記者
(会見での知事の説明の)最後の知事の言葉の中に職員に対する感謝というお言葉がありました。この総務課長に対する感謝の気持ちですとか弔慰の気持ちが今お心におありであれば教えてください。

齋藤知事
分かりました。総務課長の方の状況については、先ほども申し上げました通り、個人情報に関することですので詳細についてはお答えできないというのが正直な実情です。ただあのパレードに関して本当にあの短期間でかつ2つの会場で実施するっていう前例のないやり方もあった中で大変ご尽力いただいたっていうこと、そして結果としてパレードが成功に終わったということは県民の皆さんに本当に勇気と力を与えていただいたんで、そこにご尽力いただいたっていうことは心から私自身も感謝を申し上げたいなという風に思ってます。

以下略

 

 

井戸前知事について齋藤知事が就任当初どういった発言や指示をしてきたかは幹部の中でつとに知られてきた話。今日の話を聞いていた人が呆れていたし私も驚いた。自分の思いと違うことを敢えてこんな場で言う必要があるのか。こんな発言を冒頭にして何を信じろというのか。

 

記者の方からの「弔慰」についての質問に対する答弁。丁寧な質問の語り口調もあり、人としての答弁があるのかと思った。しかし、そうではなかった。これをみてこれまで一緒に働いてきた職員がどう思うのか。いや人としてそれでいいのか。これが職員機構のトップか。ありえない。