この間も様々な県民の皆さんの声が寄せられている。まずは県議会の話が毎日新聞に大きく報道されているが、本会議場の話だ。

「議会傍聴208→10席 兵庫県、耐震不足で“間借り” 住民の権利、改善見通せず」(6/4 毎日新聞)
 



 私も先月、上記のようにこの会議室開催は問題が多過ぎると指摘した。私自身、そもそもこの耐震診断による突然の立入禁止とか、疑問の声からスタートして何も腑に落ちない。選挙前に突然。誰が決めたのかという話に行き着くなど不満が燻っている。もちろん私だけではない。


毎日新聞の記事は県民の議会傍聴の機会を激減させてどうなのかという視点。その通りだ。


このように何度か傍聴に来られた県民の方からの直接の連絡もあった(許可を得て引用)。神聖で重厚というのは大袈裟な表現だが、平日お休みの日に敢えてわざわざ神戸まで傍聴に来られているのを知っている。ネットで見たらいいんだよという話ではない。

今週からの6月議会には間に合わないのはわかるが、本当にこの問題の放置は許されない。


県庁舎の話に関連して、報道は前後するが、下記リンクの読売新聞に県庁の敷地内の屋内喫煙所が全て廃止となったとの記事が掲載されている。
 


昔、ある国会議員が国会の質問主意書で公務員の喫煙時間の問題を取り上げたことを思い出す。また、今は亡き大橋巨泉参院議員が初当選で参院に来た際にも国会控室からの喫煙区画の撤去を強く申し出た。

これまで兵庫県庁の3号館にはベランダがあって議員を含めた愛煙家はそこで喫煙していた。議会事務局の幹部愛煙家はそこで情報を得るというまことしやかな話もあった。これもなくなる。

そうそう、私が姫路市議会に出馬する前の2002年の段階で、当時の現職先輩議員が、「竹内ちゃんが当選しても控室は喫煙だから」と言って予防線を張ってこられた。私はタバコにはうるさくないが、うるさいと見られたのだろう(苦笑)。喫煙は自身が吸うか吸わないかで考え方が大きく違う。時代の流れであることを受け入れない人も減ってきた。大きな問題ではなくなった。そういう時代。

そしてもう一つ。県庁で勤務する県職員にとって最も大きな話題が下記リンクのサンテレビの報道のこの問題だという。
 


これについて、ある知人が私に連絡してきて言うには、賛成の人が自分の周囲には見当たらないと…。

私は民間で在宅勤務を希望している友人を知っているので全てが反対ではないとは思う。

とはいえ、10年間の行革で職員を3割減らした上で、これから出勤率の4割を目指すというのは県のあり方や存在意義にもかかわることではないかと思う。働き方改革とか県庁の建替えコストといった狭義の問題だけの話なのだろうか。

本来在宅勤務の比率をここまで高めるというのは裁量労働の分野の話なのではないか。自由だが成果を出せと。成果主義の裁量労働制が公務員の業務とリンクする部分はあまりないと思う。

しかも、県の役割を落とすとか、基礎自治体に税財源も含めて委ねるとかいう話は全く出てきていない。この問題は昭和の私には実はよくわからない問題。実際何が目的なのだろうか…。