姫路駅前。定例の朝の街頭演説。岸田総理のいう「異次元の少子化対策」が話題になっている。コロナで昨年の年間出生数が80万人割れといった驚くべき減少が見込まれており、かなり注目されている。

コロナがなくても100万人の予想、我々の頃の半分。国がもたなくなるといった懸念はコロナだけのせいではない。日本において一番重要な課題は人口問題であるのは出生率の推移から何十年も前からの話。

国会の代表質問で自民党の茂木幹事長が児童手当の所得制限撤廃を提案したのは何ら間違っていない。雇用も流動化し、年によって浮き沈みする所得。子どもの支援を親の所得で単年度ごとに支援を変えるなんてリスク…。安心して子どもを生み育てる環境づくりのほうが大切である。近年わかってきたことは出生数の減少の原因は未婚の増加。そうしたことも含めた対策は不可避だ。

こうした施策に反対する声は特に子育てを終えた世代から聞かれた。子ども手当のときもそうだった。感情的なことはよくわかる。だからこそ年金受給世代の方にも賦課方式を説明して理解を得るべきだ。働く世代に支えてもらって年金制度は成り立っている。受給世代は過去の方の負担をしてきた。次世代が枯れることは全世代の損失である。賦課方式の制度を説明すれば理解してもらえると思う。

過去に所得制限なしを否定したのが本音なのか政治的なのかわからない。子ども施策に親の所得云々という話は与野党関係なくやめよう。だから野党もこの与党の方針転換をことさらに騒ぎたてず受け入れる度量を持つべきだ。

子ども手当が導入されたのが2010年。あれから13年がたつが、当時の考え方は間違ってない。少子化の放置により国が滅ぶ可能性すらある。それを回避するには何をすべきか、ということである。

今日は寒い。姫路駅前は多くの人通りがあるのに先日の雪がまだ残っていて驚きました。学生さんがスリップしてました。
体を冷やさないほうが体に良いということで今年からコートを着るようにしました。暑がりなのでたまに忘れますが…。





演説のあとは、はまもとコーヒーさんで温かいコーヒーですね。アフリカはウガンダのアフリカンスノーというコーヒーです。キリマンジャロ系らしいですが少しコクがあって美味しいですね。


その後、事務所。県教育委員会から連絡がある。県立美術館西宮分館(旧頴川美術館)を廃止するという話だった。


美術館にも私立と公立がある。公立の美術館で入館料などの受益者負担だけで黒字を維持しているところは多くないだろう。赤字の場合、公立ではその差を埋め合わせるのは公費となる。私立の場合は、設置者等が何かしらの負担をして維持している。私立でときに負担を埋め合わせる存在が不在となると、行政に寄贈して維持しようという話が出ることもある。しかし、公費は無限ではない。公費の原資は税金だから。こうした場合、バランスが大切だ。

現場で出ているであろう矛盾の声を直接聞かずとも想像できたから声をあげた。そうした声なき声を掬う立場も与えられていると認識している。その意味で私に連絡があったことはそれに対する答えとして評価する。私にとってもそうだが仕事をするにあたっても極めて重要なことだ。

その後、事務所を起点に活動。今日はSさんが手伝ってくれる。夕刻にはSさんも一緒に聞いた、接触の観点で安全対策の要望のあった橋梁、歩道橋の現場確認を実施。







昼食は勝原区丁のはぎわらでオムそば。他のお客さんとも懇談。