久方振りの降雨。神戸の県庁。控室で会派のU幹事長と行革について打合せ。一時見直し案が提示されるとのことで意見交換など。現在提示されている案への様々な意見や評価、そしてコロナ禍という背景から見直しされる点はもちろんあろう。大切なのは骨格。

 

その後、各会派の政務調査会3日目。まず教育委員会。

西上教育長の挨拶。県立高校の修学旅行で1月に沖縄に行く予定だった7校がコロナの影響で延期になったという。今の感染状況で沖縄に行くのは難しいだろう。こればかりは予想ができない。本当に難しい。

 

私からは県として寄贈を受けた美術館施設や社会教育施設、その展示品等のあり方について取り上げる。寄贈には感謝しつつ、その財産的な価値だけでなく公費で展示を続けるランニングコスト等を負担することになる場合に、そのことを含めた再評価の必要性、寄贈にかかる厳格な評価について指摘しておく。今行革議論のさ中。見直しの機会でもある。

 

その後、産業労働部。

竹村産業労働部長の挨拶。新知事が予算編成を部局に委ねるという方針を掲げたことを受け、重要なことは知事と協議したが、それ以外は若手職員の意見も聞くなど部局で協議して決めた。局長、課長も思いを込めたもので"Best"の予算が組めたと。なかなかこうした場でもベストの予算という言葉は聞かない。
第一に力を入れたのは、今後の成長の源泉として人への評価、人材育成であると。また、第二は働き方改革。Z世代という若者世代では、働き方改革やワークライフバランスをおろそかにするような企業は就職先に選ばれないという。第三は、少し長期的なスタートアップ企業支援をしたいとの話も。新知事の方針を好機と捉えようとしていることが最も感じられる挨拶だった。
 

また、コロナの第6波の観光産業への対応について、感染は拡大しているが、県民割のあり方について"with コロナ"の考え方をコロナ対策本部会議でも主張していきたいという話もあった。経済との両立という話である。

 

とはいえ、限られた枠の中で廃止や削減される予算もある。結果はもちろん大切だが、編成過程を知ることで施策の考え方を知ることができる。アンテナを高く持ちたい。

 

その後、農政環境部。農政部門。会派政調会最後の部局。

寺尾農政環境部長の挨拶
 
私からは過日調査させてもらった丹波農林事務所のドローンを使ったスマート農業の実証実験の全県での情報共有などについて確認。現在の農業従事者の年齢構成、やはり就農しても離脱する事例からこのまま手をこまねいていると耕作放棄地が増え、農業もそうだが、国土の保全という観点でもよくない。新規就農のためには、所得補償もそうだが、労働環境をよくすることも本当に考えなければならない。

 

終了後、議会事務局の幹部が政調会を傍聴して施策の勉強をしていたという話を行政側の方から聞く。確かにうちの会派の政調会にもO事務局長やN次長が来られていた。大切なことだ。しかし、某副課長の姿もあったと聞いたが、別の会派ばかり選んでいたのか、私は姿を見なかった。私を避けていたというのは自意識過剰か…。そのあと別の場所で見かけたので声を掛けたら嫌そうだったので強ち正しかったのかもしれない(笑)。

 

その後、2月定例議会の質問項目について先だって会派担当のT班長から詳細なスケジュール表をもらい、早期着手のプレッシャーを感じていたが、少しラフな案を考える。控室のSさんに整理してもらう。

 

今日は県行革についての取材対応も。骨格を修正することがなければ財政についての考え方としては一つの区切りになることは間違いない。

 

その後、姫路の事務所に戻る。別の用務があったが必要な書類やデータ等がなく断念。

 

 昼食は垂水区の酒肴屋くやすけの出前弁当。控室のNさんに聞けばネットで見つけたという。本当に何でもネットの時代になった。