事務所。その後、県議会建設常任委員会の西播磨地区管内調査に地元議員として出席するため広峰の兵庫県競馬組合姫路競馬場。
 
 
神戸から到着した建設常任委員と合流。
 
馬場の中にある船場川洪水調節池へ。地下道を通って向かう。
 
姫路土木事務所の岸本所長(写真右)、渡利河川砂防課長から説明を受ける。
 
度重なる床下浸水などに悩まされた県管理二級河川の船場川流域ですが、両岸は家屋などが連担しており、川幅の拡幅等が困難であったことから、大雨の際などに、流量の調節をするために設けられたのがこの調節池です。
 
船場川の流域でこうした大きな場所がとれるのは姫路競馬場しかないということで馬場の中の部分を池にしました。2段階の池になっており、上のレベルは通常は人工芝のサッカーグランドとして活用されています。緑が鮮やか。
 
全体として24時間雨量で連続150ミリの雨でも大丈夫なように12万立米(25メートルプール約400個分)の容量を持ち、船場川の水位を約80センチ低下させることができます。この効果で15年に一度程度の被害を防ぐことが可能です。
 
調節池最下部へ
 
池と川を繋ぐ導水管
 
2019年3月の完成以降、同9月11日に30センチ程度、池に水が溜まったことがありますが、それ以外は大きな洪水は発生していません。しかし、台風や線状降水帯といった豪雨はいつなんどき襲ってくるかわかりません。非常に重要な施設だと思います。
 
同じく県管理河川の八家川にも同様の洪水対策として調節池(姫路市継周辺)を建設中です。
 
その後、北条の中播磨県民センター。姫路土木事務所の所管事務調査。
 
管内の事業について説明を受けたのち、委員から質問や意見などが出る。最後に地元議員を代表して私が挨拶。
 
 
主要事業箇所
 
播磨臨海地域道路
 
市川広域河川整備事業(砥堀工区)
 
国道2号拡幅
 
網干の兵庫西流域下水汚泥広域処理場
 
姫路港の目指すカーボンニュートラルポートの考え方。以上、管内調査資料より抜粋。現地調査箇所を除く。
 
その後、広畑方面。県道広畑青山線の渋滞対策のためのパイパス道路「夢前川右岸線」の工事の現地調査へ。
 
姫路パイパス姫路西ランプから「俺天下山トンネル」を通って南へ。
 
 
道路予定地の埋蔵文化財調査も一部を残すのみとなるなど道路部分の工事はかなり進んできました。
 
そして、JR山陽本線との交差部分、アンダーパス工事現場へ。
現地事務所。アンダーパス部分の工事はJR西日本に委託しており、大鉄工業が施工している。
 
事務所内で姫路土木事務所の松田道路第一課長らから説明を受ける。ドローンによる空撮写真を見ながら説明。
 
南の正門通り方面から北部を撮影。東西にはJR山陽本線が走っており、現在は踏切で交差している。パイパスでは道路が地下に入るアンダーパスを採用する。
 
JR交差部から北へと撮影していく
 
中央の未施工箇所は一部残る埋蔵文化財調査対象箇所
 
俺天下山トンネルまで
 
その後、交差部の工事現場へ。
 
アンダーパス箇所。安全対策のため列車運行のない時間、つまり深夜3時間だけの工事となっており、線路を支えている仮受杭や仮受桁がよく見える(途中、電車も通って行きました)。
 
交差部の工事概要
これからボックス設置工事が始まります。
 
こちらの県道の渋滞解消は何十年にもわたる長年の懸案です。2024年春の暫定2車線供用を目指して鋭意工事が続いています。
 
詳しい事業内容等については過去の私のHPを参照してください。

 

 

その後、姫路港広畑埠頭。着手が予定されている国際物流ターミナル整備事業の現場へ。岸壁や臨港道路の整備等の内容について説明を受ける。
 
 
 
国道250号線は慢性的な渋滞が発生しているが、加えて広畑地区への企業立地が進み、片側一車線の臨港道路でも朝晩の渋滞は相当なものとなっている。既存の道路の拡幅や網干までの延長を計画。下記のように国と県で役割分担をして早期完成を目指す。 
 
 
 
その後、県揖保川浄化センターへ行く予定だったが、現地で死亡事故があったとの報告がある。これから警察による実況見分があるとのことで中止。亡くなられた方のご冥福をお祈りしたい。
 
その後、飾磨。姫路港旅客ターミナルエリア再編事業の現地説明。
 
 
 
 
港の役割や機能を集約、整備する予定
 
クルーズ船寄港時のイメージ図
 
 
昼食は広畑の赤鬼ラーメン。下のチャーハンは持ち帰り。旧知の店主と共通の知人の近況等について少し話す。