神戸の県庁。知人Tさんから依頼のあった案件でやりとりしていると今日仕事で神戸に来ているという。しかも県庁前の県民会館に来るという。なんと。ということで食事をしつつ懇談。

 

その後、文教常任委員会。但馬・丹波地域の管内調査。コロナ禍のためオンライン実施。


委員会室に設置されたモニター

委員長席

 

まず、県教育委員会但馬教育事務所の調査。O所長から事務概要について説明を受けたのち、質疑応答。

 

 

 

 

最大の課題は児童生徒数の減少であることに変わりない。しかも今後も現在のような出生率の状況が続けば、いつまでも続く。とはいえ、これは教育事務所の所管を超えた話。

 

 

加配教員の配当状況

 

いじめ・不登校問題。全体的に全国平均、兵庫県平均より少ないが、中学校のいじめ認知件数だけが多い。この点を質問。多くの小学校から中学校に入ってくるため、中1問題が起こっている可能性や、空振りでもいいからいじめは報告をあげよと指示しているからとの答弁もあった。特定の中学で多数のいじめ事案が発生し、全体の平均数を上げている状態ではないということは確認。いじめ事案については命に関わることがある。引き続き注意して見守っておくことが大切だ。

 

 

その後、丹波教育事務所。


学校規模の課題については但馬地区より規模が大きい学校が多いことがわかる。

児童生徒数の減少傾向はここも同じ。

 

2年後に丹波市の市島地区で中学校の統合が予定されており、教育事務所でも注視しているという。

 

 

問題行動データ。全体人数が少ないため、平均をとってもグラフにばらつきが出てしまうという話も。確かに。

 

 

教職員の働き方改革。多忙化が問題になっているが、定時退勤日の実施状況が100%というのが気になったので質問。完全実施と答えた学校が16.7%、ほぼ実施とした学校が83.3%だったという。やはり全てではなかった。県教育委員会として推進している施策なので、100%なら素晴らしいのだが、ほぼ実施が多くを占める状況ではあるが、100%という数字が一人歩きしてはならない。全県的な課題として、同席していた教育委員会のY事務局参事にデータについての善処を要請しておいた。

 

 丹波教育事務所の独自の取り組み。興味深い。チャレンジQなる取り組みの具体的な問題も配付されていた。


なんと!わからない…。小2だよね…。東大王の問題みたいなのか。いや、そこまでではないはず。少ししてわかった(苦笑)。

 

6年生の問題もある。

(1)だけすぐにわからない…。まずい。が少ししてわかった。良かった(笑)。


回答や全ての問題はこちら↓から 



その後、県立豊岡高校。SSH、STEAM教育の調査。私は、以前に文教常任委員であった3年前に現場を訪問し、生徒の皆さんとも交流しているので雰囲気も含めて把握しているつもり。学区統合の効果も大きく享受している。今日はその点の確認などに留める。


 

 

 

教育効果が発現すればするほど、優秀な生徒が地元に残らない、戻ってもこないというジレンマがあると過去に聞いたことがある。但馬や丹波に限ったことではなく、県都 神戸市でも人口は減り始めている。国内いや世界中で聞かれる話だろう。オンラインになっても、社会基盤整備が進んでも変わらない。摂理のようなもの。学校の指導者も高みを目指せと指導する。それでいいと思う。


委員会終了後、控室でSさんと四方山話。最近日が落ちるのがはやく物悲しい。


その後、姫路に戻る。衆院選、新県政などについて、色んな連絡がある。このブログを見たTくんもわざわざ連絡をくれた。新聞などでは各選挙区の大体の予想は出ているし、全体の見通しもほぼわかる。とはいえ、ブロックごとの予想などはあまり記述がない。調査は全国基準で行われいるが、比例については獲得枠の予想はできるものの、その具体的な該当者まで予想しているところはない。まずそのことに意味がない。それでもなお予想しているのは、それが自分の選挙区に該当する可能性のある地域担当記者と政党関係者くらいだ。


とはいえ、地域担当記者は全体のデータを通常の方法では把握できないし、近年更に難しくなっている。全体のことを把握している政党関係者のほうが比例の情勢に明るいということになる。だから珍しい分析ということになる。