夕刻から夜にかけて5回、スマホの緊急速報メールが鳴動。スマホを換えてから初めてのことだったので聞き慣れない音。自分のものはないと思ったら緊急速報メールだった。
まず安富町の土砂災害警戒区域に「高齢者等避難」、その後、余部地区に同じく「高齢者等避難」の発令があった。いずれも【警戒レベル3】。2つの姫路市からの緊急速報メール内容を下にそのまま添付する。
高齢者等避難
土砂災害のおそれがあるため、安富町全域の土砂災害警戒区域に対し、【警戒レベル3】高齢者等避難を発令しました。
高齢者の方など避難に時間がかかる方は、(安富南小学校・ネスパルやすとみ・狭戸公民館・安富北小学校)に避難を始めてください。
その他の方も避難の準備を始めてください。
なお、避難するときには、水や食料など必要なものを準備してください。
(危機管理室)
高齢者等避難
林田川の水位が避難判断水位に到達し、洪水のおそれがあるため、余部地区に【警戒レベル3】高齢者等避難を発令しました。
高齢者の方など避難に時間がかかる方は、(余部小学校・余部公民館)に避難を始めてください。
その他の方も避難の準備を始めてください。
避難される場合は、水や食料など必要なものを準備してください。
(姫路市)
この時点で、私自身はお酒が入っており、出動できる状況になく、電話で関係各所に連絡。
網干消防団余部分団のK分団長からは現状報告の連絡も。
県ポンプ車配置完了(試運転待機)。
余部体育館避難者あり28名程度有り、現在12名は朝まで残留。他は帰宅。自主防災会+姫路市担当者2名+民生委員+上余部自治会+余部小学校教頭+消防団は体育館に待機中。林田川氾濫警戒確認は、姫路市危機管理室と網干消防署と揖南消防署で相互警戒。
その後、洪水警報は解除されたものの警戒レベル3が未解除なの朝6:00に再度、余部小学校に全員集合するとのこと。
朝にはK分団長から電話があったが、避難者の方も全員帰宅され、大きな被害にはならなかったとのことで安堵されていた。
あわせていくつかのご意見を頂いた。昨年導入された県のポンプ車(下記リンク参照)の運用についても話を伺った。上記の自治会や各種団体の皆さんをはじめ、消防団や防災関係者の皆さんの活動に感謝したい。
県のひょうご防災ネットからは下記のメールが来ていた。こちらは【警戒レベル2】だった。
7月7日 18時25分
市川の洪水予報の発表がありました。
兵庫県中播磨県民センター・神戸地方気象台 共同発表
【警戒レベル2相当情報[洪水]】兵庫県市川水系市川では、氾濫注意水位に到達し、今後、水位はさらに上昇する見込み
(主文)
【警戒レベル2相当】市川の砥堀水位観測所(姫路市)では、「氾濫注意水位」に到達し、今後、水位はさらに上昇する見込みです。洪水に関する情報に注意して下さい。
(雨量)
多いところで1時間に30ミリの雨が降っています。
この雨は当分この状態が続くでしょう。
市川流域:
7日8時50分から7日17時50分までの流域平均雨量
83ミリ
7日17時50分から7日20時50分までの流域平均雨量の見込み
20ミリ
(水位・流量)
兵庫県市川水系市川の水位観測所における水位は次の通りと見込まれます。
砥堀水位観測所(姫路市):
07日18時00分の現況 4.35m(水位危険度レベル2)
07日18時50分の予測 4.71m(水位危険度レベル2)
07日19時50分の予測 4.95m(水位危険度レベル2)
07日20時50分の予測 5.07m(水位危険度レベル2)
(参考資料)
砥堀水位観測所(姫路市)
レベル1水防団待機水位:3.30m
レベル2氾濫注意水位 :4.30m
レベル3避難判断水位 :5.20m ※
レベル4氾濫危険水位 :5.60m ※
受け持ち区間
市川
右岸:兵庫県姫路市砥堀字荒砂839番地先から海まで
左岸:兵庫県姫路市砥堀字林ノ谷1400播の22地先から海まで
氾濫が発生した場合の浸水想定区域
兵庫県姫路市-
※避難判断水位、氾濫危険水位:水位観測所受け持ち区間内の第1位危険箇所の避難判断水位、氾濫危険水位を水位観測所に換算した水位です。
水位危険度レベル
■レベル1:水防団待機水位から氾濫注意水位まで
■レベル2:氾濫注意水位から避難判断水位まで
■レベル3:避難判断水位から氾濫危険水位まで
■レベル4:氾濫危険水位から氾濫発生まで
■レベル5:氾濫の発生以降
「雨量」「水位」等の情報は、下記のサイトからもご覧いただけます。
気象関係:https://www.jma.go.jp/
水位関係:https://www.river.go.jp/
問い合わせ先
気象関係:気象庁 神戸地方気象台 078-222-8915
水位関係:兵庫県中播磨県民センター 079-281-9459
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レベルの定義についてはこちら
http://bosai.net/flood_level.html
こちらについても心配の電話があった。熱海市のこともある。災害対応は極めて大切だ。