本日行われた県管理2級河川 外堀川(三左衛門堀川)の一斉清掃の場で県姫路土木事務所から同河川の堆積土砂を撤去する方針が公表されました。

近年、住民有志の皆さんが始められていた活動に加えて、地元自治会、県市職員の清掃活動が大きく展開され、県による「外堀川(三左衛門堀)を美しくする検討委員会」も開催され、様々な対策が打たれてきました。ところが、河床に溜まっているヘドロによる悪臭や根を張った水草はとってもとっても再生し、腐って悪臭を放つという悪循環となっていました。

川まつりの場でも住民の前で挨拶に立った連合自治会長が県や県会議員に対して抜本対策を要請するなど大きな課題となっていましたが、10月、城陽地区連合自治会長、5名の県議による連署により抜本的な対策の一つである浚渫を要望しました。本日公表されるとのことで事業計画と要望内容についてUPします。




今春の選挙の私の公約ビラ。事業着手の英断に感謝感謝です。

三左衛門堀、美しく 県と姫路市、住民が /兵庫(毎日新聞 2018年1月29日)

外堀川の抜本対策を望む声あり!2018年05月28日(月)Web版ひであき日記

[なぜこの川に水が流れないのか?というSNSでの問い合わせに対する回答]
池田輝政の時代の運河構想が途中で止まってしまい、大きな河川とつながらなかったのです。運河=現在の外堀川のサイズの割に入ってくる水が根本的に少ないんです。だから下流に水草などが流れないんです。あとは農業用水として途中の井堰2箇所(要望書のニの切、三の切井堰のこと)で水をとるのでさらに減り、底に泥が溜まるという状況になります。今回の措置は地元の水利権者(記載はないが農区のこと)に対して自治会から堰を一定期間あけるよう申し入れて合意があり(要望書1枚目下段では井堰をあけることに全面的に河川管理者に協力=水をとらない)、一定の水量を確保できることになったため(水量が少ないままだとまたすぐに泥がたまることになる)浚渫することにしたものです。

池田輝政のあとは三左衛門堀(旧市川の分流の跡、姫路城の東)はそのままにされ、リンクの本田の御代には砥堀と保城の間にある飾磨井堰から現在の船場川に、つまり姫路城の西に水の流れを完全に付け替えられたのではないでしょうか。これで東の外堀川に流れ込む水が根本的に少なくなったのだと思います。

参考HP