少し期間が空きましたが、
今回はホーネット250のキャリパーオーバーホールがついに完成したというお話です。
前回までのお話はこちら
本日大阪は、朝から土砂降りの雨。
エリミ125を入手されたTANAさんのレストア作業日でしたが、生憎の雨により延期
せっかくパーツもこんなに取り寄せたのに
エリミネーター 125の復活までのお話は後日へ
時より晴れ間が見えたと思えば雨が降ったり止んだりで変な天気ですので、こんな日はガレージ引きこもりDay! (本日は嫁公認)
骨さんのフロントキャリパーオーバーホールを、仕上げることに
前回のブログで発注した部品群を分解清掃したキャリパーに一気に組み立てます
オイルシールにはフルードを薄く塗って、
ダストシールにはシリコングリースを薄く塗って組み入れ完了!
今回は贅沢に4pot全てピストンを新品に
ゆっくり手で押さえてからのスルスルーストンと圧入完了。
新品のピストンを組み入れるときはこんなにストレスフリーなのね
とここで、うっき〜さんが登場し、
SV650のシミー対応が一瞬で完了
骨のお話に戻りまして、今回は惜しくもキャリパー結合用のトルクスネジは、廃盤?の影響か発注できなかったため、再利用しますがねじ山部分の錆が酷かったので、5-56とステレンスブラシでゴシゴシ磨きました
ビフォー
アフター
キャリパーをフロントフォークへ固定するボルトも一新します!
新旧でこんなに色が違ったのか、、、
上 : 26年頑張ったボルト
下 : 手持ちのボルトが新品
パッドグリスを始めて塗ってみます(^^)
そして肝心のパッドスプリングの互換性。
パーツリストの通り全く異なる形です
初期型キャリパーにつくのか?
左 : 中期•後期ホネに採用されてるもの
右 : 初期型ホネのみ採用されてるもの
サビサビ、、、
![ウインク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/004.png)
パッドピンもリフレッシュ!
新品は気持ちがいい
ブレーキフルードを全て抜いたので、せっかくですしついでにマスターシリンダーもオーバーホールすることに
ダストシールをゆっくり手で引っこ抜くとこんな状態に
スナップリングプライヤーが必須の作業でした
今回も安心のKTCさんの工具が大活躍
はい、外れました
ピストンに錆?のようなものがあったのでこちらも一新します
取り外したものはストックパーツへ。
デイトナ製5/8ピストンリペアキット購入!
ちなみなTAKEホネは、別体式マスターに変更しており、ピストンは5/8で、純正は11mmになります。
NISSIN横型5/8用はこちら
NISSIN横型11mm用はこちら
新旧比較
組み付けはハンドルに固定して行いました
組み付け完了!
ブレーキラインもSWAGE LINE のブルー×レッドに変更
アルミのバンジョーボルトは16N・mが推奨
こちらのQ&A集に記載あり
各部の締め付けトルクはネットを参照し増し締め実施。便利な世の中になったもんだ
午前中、うっき〜さんの作業で大活躍したトルクレンチが作業の最中に力尽きまさかの使えなくなる始末。
うっき〜さんの作業中じゃなくて良かったと一安心笑
各部規定値のトルクで締め終わった後は、
ブレーキフルードを別体式マスターに投入してエア抜き開始!
ここまでは調子が良かったのだが、、、
ブレーキフルードのエア抜きが一向に終わらない、、、
疲れてきたころに集中力が切れて、
足元に置いていたフルード缶を倒すというアクシデント発生、、、
ガレージの床が
テンション下がりながらもひたすらニギニギするがやっぱり抜けない、、明らかにおかしい、、、
こうなったらシリンジでキャリパー側からフルード注入する方法に切り替えてみることに
シリンジからゆっくり注入しようとして力を入れた瞬間、、
またトラブル発生、、、
キャリパーとシリンジ間のホースが外れてしまい、キャリパーやらホイールがフルードまみれに
(えらいこっちゃで写真なし、、、、)
一人でやる作業ではないことを痛感。
各所掃除をしてたら晩御飯の時間に、、、
気を取り直して、シリンジからゆっくり注入!
ポッ!プシャ!
という音がマスターシリンダーより聞こえて、ブレーキレバー握ると一気に重みを感じることに
エアかなにかが噛んでいたのであろうか
エア抜き用のボルト、ブリーダースクリューもしっかり締めて作業完了!
アルミのボルト、、傷つけずに締める方法はないのだろうか、、、
ハンドル側バンジョーボルトもブルー×レッドに変わったので、これからの運転中はこれみて癒されそうです
これにてホーネット250 キャリパーオーバーホール完了です!
作業後の液漏れの可能性もあるので、ホイールをビニールで念のため保護して様子を見たら後日試走してみます
あっ、、初めからこのようにホイールを保護して作業すれば良かったというのは後の祭り
一生やりたくない整備の一つの仲間入りでした
それでは!