こんばんは。またはこんにちは。もしくはおはようございます。






たける氏のYouTubeが上がっておりましたが(最高でしたね)、それはちょっとまた別記事にて。本日はこちらの感想。





こちらは前回のブログ。




その前に四月~ですが。
 

  

んめっっっっっちゃ可愛くてみんな可愛くてフーーーーーーーなりました。何なんだ、この3人。えー!ねぇねぇたくさん番宣出てね?頼むね?女性2人に挟まれる推しって良いね…。



そんな中で観に行きました『カラオケ行こ!』なんですが、上映前に四月~の予告が流れウヒャーなりました。新しい予告が出てから全くリピしておらず(オレはポム爺さん)、二度目の視聴が劇場の大スクリーン。尊みに灰になるとこだった…危ねぇ…。




そ言えば、この画像観て「手に砂着いてるし海のシーンかな?グフグフ」と名探偵ぶっておりましたが普通に予告にあるやん、このシーン。バリバリ海やん。いかに初見でろくに正視できていなかったかが伺い知れる…。






毎度前置きが長い。こちらの感想です。原作未読。ネタバレしています。良かったとことアレだったとこ両方併記。アレだったとこのが多いですすみません、ご了承いただけた方のみどうぞ↓↓↓↓





 



まず綾野剛最高です。綾野剛最高です。とりあえずそれは間違いないでしょう。てかヤクザの綾野剛を観に行ったと言っても過言ではありませんし実際それは申し分ない演技により満たされました。股下5メートルとの噂(一部では5キロメートルとも聞いた)も真実だった。何なの、あのあしながおじさん。




で、合唱部部長の中学3年生を演じましたる齋藤潤。え、Wikipedia見たら2020年デビュー!!!!ピカピカやん!!!!だからこそだろうけど全く擦れてない、難しい年頃の男の子を完全体現。いるよねーこういう子。中学生男子で合唱部…こんな感じだよね、という(私の偏ったイメージかもですが)。



そんなヤクザと合唱男子の邂逅です。何かこう…色々ありつつも最後はちょっとただならぬ感じ漂う関係性でしたよね。綾野剛演じる狂児、齋藤潤演じる聡実の名前掘っちまってるし。マジか。そんな二人の絶妙な距離感に悶えハマり幸せに沼る皆さんがTLをどんぶらこしてました。


 

 

 

あとこれよ!!!!素晴らしかったよエンドロール!!!!これを劇場の音響で聴けたことこそ宝。私小学校の時に合唱クラブだったから…中高は合唱部無かったけどあったら多分入ってた。大学で再び合唱サークルに身を投じたが、これ歌いたかった…歌いたかったよ…。






で、褒めるのはここまで。以下、個人的に「うーん」てなったとこ。






テンポ悪い。


最初はめちゃくちゃ楽しみながら観てたんですが徐々に…徐々に何か…あれっ?これ野木亜希子脚本だよね?何故こんなにテンポ悪いの?何か間延びしてない?役者の演技は申し分ないのに何故?となりました(しかしこんな感想他に全く見なかったからきっと少数派の意見です)。



具体的に言うと例えばinカラオケ。Xの紅を歌いたくてしゃあない狂児が、聡実が勧めてくれた歌の間にいちいちいちいち紅を挿入しちゃうとこ。そのたびに繰り出される「紅だー!!!!」の顔芸。ここ本来めっちゃ笑うとこなのに、歌シーンが長くて中弛みしました(私はね)。



もっとサクサク曲が切り替わり、1フレーズ歌い終わるのを待たずして毎回サクサク「紅だー!!!!」が差し挟まれればテンポいいのに…何ならその叫びにかぶせ気味に次の曲に切り替わったら見易いのに…と思ってしまった。


 


これは本予告にもある、他のヤクザたちへの聡実の駄目出しシーンもそうなんですが、歌が長いのよ各人の。予告でバサバサ聡実がヤクザたち(の歌)を斬っていく、あの流れで良かったのに。個人の意見です。



と言うのもですね、ラスト近くで正に絶唱と言うべきしこたま素晴らしい聡実のあの歌ね。あれが本当に良くて。変声中途にある中の、揺れ動く思春期にある中の、決して永遠には留まれない肉体と心とを持って歌われるレクイエムですよ。


あのね、劇中での歌はあそこに全振りしてほしかった。だからこそ狂児含め他キャラの歌シーンはサクサクで良かったかなと…まぁ狂児だけはメインキャラですから多少アレとしましてもだ。



あとあの…モブヤクザたちの歌が下手すぎて。それに比べ狂児の歌が最初から上手すぎてだな…や、本当普通に上手いじゃん!音程もピッチも合ってて魂も入ってて!単に裏声が気持ち悪いだけで!←ディスり。



いやいやこんな上手かったら、わざわざ中学生に取り入ってまで最下位避けるためにカラオケ練習するという設定に大きな揺らぎがですね…狂児、こんな有力な最下位候補たちがいっぱいいるなら練習必要無くね?となった。



でもこれらはあくまで個人的な、重箱の隅をつつくような私の感想に過ぎないんですけども、もうひとつすごく大きな理由でこの映画を満喫するには至らなかった。それは、これが『ヤクザと中学生の物語』だからです。←や、知ってて観に行ったけど。


 
これめっちゃ分かる…てなった投稿。


  

  

 

ラスト、狂児の腕に『聡実』て掘られてるのが見えた時ちょっとヒッてなったんです私。萌えきれなかった。萌えに行けなかったわー。本気で聡実に心動かされてヤクザを抜けた後だとしたら全然アリだけど私の中で。




 

  

  

 いや本当…正に我が子が中高生ですから。もしこの子らが(例え同性同士でも)あんな密室でヤクザと定期的に会っちゃってLINE交換しちゃってて知らない間に組長や他の組員とも接触なんかしていたら私だったら泡吹いて倒れるよ。




たかがフィクションに目くじらを立てるなと言われそうですが、原作のあの作画(『女の園の星』は少し読みました)だからこそ、シュールなあの画風だからこそその軋轢が最小限で済むんですよ、あくまで「たかがフィクション」と思えるんです。肉体を持った演者が演じると段違いにリアリティが増してしまう。ガチで生々しかった。





 

その辺、もちろん作り手もかなり意識はしてたと思います。ヤクザの、ヤクザ界隈のヤバさをちゃんと描いていたし、単に気さくなおもろい(ように見える)だけのオッチャンたちとは描かなかった。そりゃまぁ当たり前の配慮ですけどね。




けど本当はもっと、例えば冒頭に注意書きとして「これはフィクションです。未成年と反社会的勢力との関わりを推奨するものではありません」くらいは欲しかった。ストーリーの中で見せるだけでは正直足りないなと私は感じました。



 


だって中学生だよ?!演者から主題歌からガッツリ中学生がたくさん関わってるんだよ!?強めの啓発とセットでお願いしたかった。あ、MV最高です観てください。







そんな感じです。結論としては①演技は最高②テンポは残念③主題歌至高④注意書きが欲しかった、の4本です。←サザエさん調で。

私個人の感想だからね!絶賛がほとんどなので気になる人はぜひ劇場で!注意書きを心にね!ちなみに『ハード・コア』の山下監督だよ☆








ではまた後日。お疲れさまでした。