こんばんは。またはこんにちは。もしくはおはようございます。







年が明けてまもなく始まりますね『100万回言えばよかった』。その前に特に需要の無い類いの感想ぶっ込みよ…すんませんね…(作品への需要はあります、今回の私の感想自体が需要に乏しい上に多分不快に感じる方がおられるだろうなという)。






の、前に我らがSYOさんのコラム。佐藤健ヲタとしての高温極まる熱量、かつその熱を冷静沈着な言葉に過不足なく置き換えられる才。推せる。








この動画も良かったですよね。本編では見られないスリーショットが尊いったらありゃしない。良いものを見せてもらった…ありがとうございますありがとうございます。




 


ちなみに全9話の弊感想はこちらから読めます。普通に絶賛しかない感想です。






さて、そんなこんな書き尽くしたつもりでコッソリ目をそらしていた部類の感想を、おそらく多くの読者様におかれましては大変な蛇足(だし、もしかしたら「ハ?」て思われるかも)であろうと思いつつ、せっかくなので書き記させてください。




が、自分でも上手く言葉にできる気がしない。とっちらかる内容かと思いますが御容赦ください。大変恐縮ですが、読んだ後の苦情はご自分のコンテンツもしくは周りの方々に「こんなこと書いてるやつがいてさ!」的にお寄せいただけたら幸いです。私自身まだ言語化するのは難しいレベルなので議論らしい議論はできませんから。でも書くけど。








さて今回の感想に付随して、あまりにタイムリーなツイートがありましたので貼らせていただきます。



このツイートでリンクが貼られているこの本。これ、本当読んでいただきたい(たびたび紹介してるけど)。しかしまぁ元ツイートの自衛隊の画像には愕然としました。



先の大戦時、この旗が掲げられたその下で何が行われてきたか分かってのことなんですかね。しかも『正義』と…何て危うい言葉をこんなにも堂々と。何か、某人気漫画のパロディらしいんですが。軽はずみなのか無知なのか、分かっててわざとなのか。




 

さてそういうわけで今回の感想は、ざっくり言えばこのツイートみたいな内容です↓







まず私がこの作品のあらすじの詳細に最初に触れた時。推し演じる並木晴道が自衛隊員であるというね。その点にちょっと喉に小骨が刺さるような感覚がありました。




断っておきますが別に自衛隊の方々に何か個人的な怨嗟の念はありません。私だって災害の折りには自衛隊の皆さんのお世話になるでしょう。ただただそれを管轄する本邦に関しての様々な感情ゆえです。




『First Love 初恋』本編で晴道は、かつて守ることができなかった妹のエピソードもあり、也英を始め愛する存在のために自衛官になる決意をする。その設定は基地のある北海道を舞台とした時に、より現実味を起こすものだったし、何ら無理のない、とても重要な設定だったと思います。



この作品は世界配信が前提で作られていますよね。ゆえに、例えばイラク戦争とか東北の震災とか、世界規模で多くの人の記憶に新しい歴史的な戦争・災害に直接的に関わる晴道の描写は各国の視聴者にとってものすごくインパクトがあったはず。





並木晴道、ひいては登場人物たちが同じ地平線の同時代に生きているキャラクターとして、より親近感を持つために、世界を繋ぐために大きな役割を果たした設定でした。自衛官。



ただ、それでもその設定をやはり危ういなと思うくらいにはただただ自衛隊の佐藤健、パイロットの佐藤健が凄まじい美しさで。これ、あまりに魅力的すぎるぞと。




3話で若晴道が銃の訓練をするシーンがありました。しかし同じ回で町田先輩に「(自衛隊は)軍隊じゃないんで」と言う。晴道の苛立つ気持ちはめちゃくちゃ分かるし、町田先輩の造形は『THE☆嫌なヤツ』(見事でした)だったからあのシーンで私はすごく晴道寄りの心情になりました。が。



でも、それでも「軍隊じゃないんで」てのは…やっぱり違わない?軍隊の是非は置いといて、あの訓練の数々はやはり災害救助だけでなく戦闘を念頭に置いたものだよね?と。繰り返しますが、その是非は置いときます。




「有事も災害も無いに越したことはありません」「そういう考えの人も守るのが自衛官なんで」て答える晴道の切迫した表情に心打たれたし、きっと多くの自衛官の方々が同じような思いでそう肝に銘じながら任務に当たってるんだと思う。



そしてあんなにスラスラ言葉が出てきたところを見ると、それは晴道個人の考えというだけでなく自衛隊内での確固たる価値観なんだと思いますよ「そういう(自衛隊の存在を快く思わない)人も守るのが自衛官」というのは。よく聞きますよね、このフレーズ。それだけこの国で自衛隊という存在を複雑な思いで受け止めている人々が多いという証左なんでしょう。





私自身、組織の中の一個人(例えば晴道のように真っ直ぐな思いでその任に着いているひとりひとり)に対しては何も思いません。ただ、自衛隊を統括する防衛省、ひいては本邦の政権与党に対してはたくさんたくさん、複雑極まりない思いが渦巻きます。









「有事も災害も無いに越したことはない」と、晴道は言いました。当然です。しかし100%の安心は無い。だからこその自衛隊でしょう。



さて、天災は防げません。様々な防災を尽くし減災を尽くすしかない。じゃあ有事は?今の与党は有事を防ぎ有事を少しでも減じるための外交をしているのか?何か起こった時、政治家は決して戦地には行かない。じゃあ誰が行く?晴道が行き、私の夫が行き、私の息子が行きます。誰がそんなことを望むだろう。




「行けと言われたら行くのが自衛官」と。何でもないようにそう手話で応える晴道の言葉があまりに象徴的だった。晴道の『護る』は、最初はあくまで妹や家族、そして也英だったはずなのに。見知らぬ外国へ、家族や愛する人を残し派兵される。



「どこが戦闘地域でどこが非戦闘地域か分からない」と信じがたい答弁をする総理の命じるままに、行けと言われたら行く。拒否権は実質ない。それが自衛官。と、いずれ本邦で徴兵制が始まったとしたら、一般市民。






飛行シーンの美しさには息を呑みました。素晴らしかった。ただ風景の美だけでなく、その場面に満ちている晴道の感情がこちらの胸を打つ、重要なシーンで。




けれど晴道は上官の「リスクは決してゼロではない」が、「この場に挑む諸官の存在が我が国存立の基盤であり 国家の平和と安全の礎である」と、そういう美辞麗句に押し出される。




つまり彼や彼の同僚は、国家のためにその命や思いや人生を『損なう』リスクを負って派兵される存在なんです。また自衛隊という存在の根底が、そうして自分を損ない、もしくは見知らぬ国で見知らぬ誰かの命や思いや人生を『損なわせる』リスクをも強制されかねない(間接的であったとしても)、そんな存在。




望むと望まざるとに関わりなくそういう要素で構成され、近年は本邦政府の意向により、さらに軍事的要素に拍車のかかる中を真っ先に『損なう・損なわせる』リスクを負わされるのが晴道たちだと。現実を見ればそうなります。




無駄に長い文章になり大変恐縮ですが、推しのやたら美しい自衛官姿やパイロット姿を見せられても、私個人の思いとして「そういうリスクを真っ先に背負った(背負わされる)存在」として晴道を観ずにはいられなかった。というのが、今回の感想の結論です。




なおこれはあくまで私の感想ですので、推しのパイロット姿に湧き立つファンを批判するものでは全くありません(私も正直沸いたわ沸くわ、あんなもん)。自衛隊の是非を問うものでもありません、何度でも書くけれど。




しかしながらやはりこの作品を純粋なラブストーリーとして観るには、もしかしたら余計な感情だったかもしれません。ましてやわざわざこうして文章にまですることは、感想としてはずいぶん飛躍した、どうかしたら水を差すようなことかもしれない。





でもここは私のブログなので。私個人が感じた違和感や心の揺れは、私の大切な大切な感情のひとつなので。この作品を観て感じた溢れるようなポジティブな感想同様、大事に取り扱ってあげたかった。だから今までの感想と同じように、アメブロにしたためました。書かないという選択もできたんだけど、でも。




書くまい、という強い意志と言うよりはどちらかと言えば上手く言葉にすることができず(私はSYOさんではありませんしな)、ずるずると日々の忙しさの中に感情を埋もれさせて年始まで引っ張ってしまいました。そんな私の背中を押してくださったのが以下、大好きな相互フォロワーのエミさんのスペースです。








エミさんはBTSのガチファンでいらして。今回BTSのメンバーであるJINさんが韓国における兵役により徴兵されたことに関して、日本人の自分がどう感じたのかを韓国の人々との感じ方の違いなど取り混ぜながら、実に繊細に誠実に言葉を選びながら(センテンスのチョイスセンスが抜群)語っておられます。



何より語り口が本当にやわらかで、でも明晰で。惚れ惚れしつつ聴き、しかしずっしり重いものも渡された気持ち。自衛隊に関しても言及があります。よければぜひ最後までお聴きください(私のスマホが悪いのか途中で途切れがちでしたが)。






さて、先に貼りました自衛隊の旭日旗の画像への批判に、このようなツイートがありました。覚え書きに貼らせていただきます。







ラスト、戦闘機を降りて人々の生活と旅のための旅客機へと場所を変えた晴道に、やはりホッとしてしまう。正義って何なのか。平和って何なのか。守るって一体、何から、誰を?





今、未曾有の物価高騰と大不況で今日食べるものにも事欠く人が居並ぶ中、社会保障に回すお金は無くとも武器を買うお金は震災の復興税を転用してでも絞り出す、そんな本邦政府に派手にメンチを切りまして感想を閉じたいと思います。誰の命も損なわないための、血の通った政治に舵を切れよと。








ではまた後日。お疲れ様でした。






☆追記☆
今回の記事がマジメすぎて自分で消化不良起こして辛いです。バランス取るために、晴道が行きずりのおねいさんを上に乗せてた時の感想も合わせて貼っておきます。あのおねいさんも幸せになってますように。