送り盆 | 羽生結弦くんにメロメロ♡めろん

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こんばんは。



羽生くん要素のない、私の独り言です。


どうか興味のない方はスルーしてください。



そして写真はイメージです。お借りしました。




先日15日に送り盆のため実家に行ってきました。



お盆は休みがその日しかなかったので、迷ったのですがダンナの実家には行けなくて申し訳ないと電話を入れました。




今年は叔父にとっての新盆だったので。



読者さんの中に覚えてくれてる方がいてとても嬉しかったです。



私の父は6人兄弟の長男で、先日亡くなった叔父は下から3番め。

いつも話してる叔母は父の末の妹なので、叔母にとっては2つ上の兄。



送り盆の日は小雨が降っていたので、母と妹家族は義弟の運転する車で墓へ。



父が祖父母のための古い提灯を持ち、叔母が亡くなった叔父、つまり叔母の兄のための新しい提灯を持って歩く。



近年、提灯の火はロウソクの形をした電球を使ってる家もあるかと思うけど、古いしきたりを守る職人の父は蝋燭にこだわってます。


少しの風でも消えてしまいそうな火を守るため、母が風よけの布カバーを作りました。


迎え盆は早く


送り盆は遅く行くのよ



大きな寺のある古い街の参道を



父と叔母と私で歩く




叔父のための新しい提灯が、やけに目に眩しく映る。




叔父は74でした。



叔母は「お兄さん(私の父のこと)辛いと思うわよ。まさか弟が先に逝くなんて思ってなかったと思うから」



私が小さい時、いっとき実家で13人住んでました。


叔父は洋楽が好きで


エルヴィス・プレスリーやビートルズにはまってよく叔母と音楽の話をしてました。



「でも、みっちゃん(叔父の呼び名)は幸せかな。兄弟にこんなに送られてね…」



叔母はもう泣き尽くしたのだろう




努めて明るく話すけど、言葉の余韻が寂しくて。




小雨降る中、歩く参道。



寺の門を入り通り抜けて脇道にそれた所にある墓地。



途中、ある墓の前で叔母が会釈した。




私の方に向き直り、小さくニコッと笑った。




あぁ




あの初恋の人の墓なのだと、すぐに察しがついた。




叔母はまだそんなの年ではないのに



いったいどれだけ大切な人を送ればいいのか。




叔母と話す私たちの前を歩く父。




小さい頃は大きく大きく見えた父の背中が




こんなにも小さく見えるなんて




俯き歩くその道のりで、両親と弟を送るため、父は何を考えていたろう。



実家で集まる人の顔ぶれは年々変わり、人数も減り、時の流れを感じるけど



盆暮れ正月は久しぶりの顔が集まる時




元気でいるよと、親兄弟に顔を見せてあげる時



いつでも会える距離にいながら



いつも会えない人に会うため




いいお盆でした。



あなたのところはどうでしたか?




久しぶりの人に会えましたか?




行けなくても電話1本でもいいのです。




御両親に電話するだけでも




近くにあっても遠い故郷に。











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