の続きです。
学校の合格可能性80%の偏差値というのは、以下のように決まります。
(架空の大雑把な設定です)
例えば、追跡調査の結果が、
偏差値53の受験生 10人中10名合格
偏差値52の受験生 10人中9名合格
偏差値51の受験生 10人中8名合格
偏差値50の受験生 10人中7名合格
偏差値49の受験生 10人中6名合格
偏差値48の受験生 10人中5名合格
だった場合、
80%の確率で合格者が出ている偏差値51を、その学校の合格可能性80%偏差値とします。
この学校の倍率があがった場合(受験生増)、
合格可能性偏差値が上がる場合もあれば、変わらない場合もあります。
偏差値53の受験生 20人中20名合格
偏差値52の受験生 20人中16名合格
偏差値51の受験生 10人中5名合格
偏差値50の受験生 10人中4名合格
偏差値49の受験生 10人中3名合格
偏差値48の受験生 10人中1名合格
のように、優秀な層の受験生が増えれば、合格可能性偏差値はあがり、52になります。
しかし、合格可能性偏差値を下回る受験生が増えたことで倍率が上がった場合、
偏差値53の受験生 10人中10名合格
偏差値52の受験生 10人中9名合格
偏差値51の受験生 10人中8名合格
偏差値50の受験生 10人中7名合格
偏差値49の受験生 20人中6名合格
偏差値48の受験生 20人中5名合格
このようになり、合格可能性偏差値は変わりません。
倍率が上がった場合、多少難しくなる場合が多いですが、
必ず難しくなるとは限りません。
倍率が前年の1.5倍になっても、合格可能性偏差値は変わらないこともありますし、
上がったとしても「1」ポイント程度という場合も多いです。
偶然にして、近隣の競合する学校の募集数が減り、その分が流れ込むことで、
倍率が上がることもあります。
前年度の反動で倍率が上がることもあります。
学校が目玉入試として(あるいは特待枠を設定するなどして)
PRした結果として、倍率が上がることもあります。
様々な要因が倍率に影響しますが、
それらはすべて合格可能性偏差値に織り込まれます。
やや残念な例としては、
「〇〇中学は倍率が高いから、倍率の低い△△学校を受けることにした」
というものです。
誤った認識に基づく判断です。
こういうことにならないように、
(と言いましても、それでも何とかなるので大丈夫と言えば大丈夫ですが)、
偏差値と倍率の関係について、できれば正しく理解していただきたいと思います。
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