中学受験保護者様が理解するべきことの一つに、
倍率が高いから難しい訳ではない、ということがあります。
受験校選定を誤りますので、正確にご理解ください。
（とはいえ、半分くらいの保護者様はこの点を理解せぬまま受験を迎えて、
何とかなっているでしょうから（推測です）、何とかなると言えば何とかなります。）
A中学 2/1 定員300名 倍率2.2
B中学 2/4 定員40名 倍率6.6
C中学 2/2 定員20名 倍率2.5
これだけみて、どこが難しいかわかるでしょうか。
倍率の高いB中学が難しいと思うでしょうか。
答えは、”これだけで難易度を推測することはできない”、です。
正解はこちらです。
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A中学 2/1 定員300名 倍率2.2 80％合格可能性偏差値76
B中学 2/4 定員40名 倍率6.6 80％合格可能性偏差値66
C中学 2/2 定員20名 倍率2.5 80％合格可能性偏差値48
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2/1は多くの中学が100名以上の規模で募集を行いますから、倍率は高くなりません。
中学としては第一志望の生徒を多く取りたいですから、2/1に募集枠を大きくするのは当然です。
2/2以降は、小さな募集枠をめぐっての競争になりますから、倍率は上がりやすくなります。
難易度を考える場合、倍率をみる必要はないのです。
ではその偏差値はどうやって決まっているのか？、についてはまた別の機会に書きます。
※募集定員が10名くらいになってくると、合格ラインが上下しやすくなりますので、
偏差値を信頼しにくくなります。この場合は注意が必要です。
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