受験の関わり方 NO2 | 中学受験・高校受験 学力を伸ばす方法

中学受験・高校受験 学力を伸ばす方法

学習塾「テイクオフ」は2023年2月19日で閉塾しました。
18年間、誠にありがとうございました。

森下武三は、森下和装工業(横浜市)で
畳・襖・障子の仕事をしています。

受験するしないに関わらず、子どものすべてを受け入れてあげて、
全部を大切にしてあげる、愛してあげる、というのは、
まずは最も重要だと思います。
 
愛されることで、子どもの心は満たされ、
子どもは、外界に踏み出そうと進みだします。
子どもの要求に、できる限り答えてあげることが、
まずは重要です。
 
とはいえ、ここで問題が二つあります。
 
一つは、例えば共働き家庭で、子どもの要求にこたえるには、
時間的に限界がある、という場合です。
あるいは、経済的に限界がある、という場合です。
できる限り、でいいと思います。
これ以上はごめんね、と説明して、
諦めてもらうしかない、というケースもあると思いますが、
子どもに何が欲しいのか、よく話を聞いていきますと、
短い時間でも子どもの心を満たすことができると思います。
話を聞いてもらったり、認めてもらえたりするだけど、心が満たされる部分も大きいでしょう。
それ以上は無理という部分は、十分にゆっくり説明すれば、いいと思います。
 
 
もう一つは、子どもの心を満たしてあげたからといっても、
必ずしも子どもは勉強好きになる訳ではない、という点です。
 
成績の良い子は、勉強すればほめられるので、自ら勉強する傾向にあります。
成績がそれほど良くない子は、勉強しても認めてもらえないので、なかなか勉強する気になれません。
 
「点数は気にしなくてもいいんだよ。何点でもね、勉強すればできるようになるよ。
できるようになるっていうのは、楽しいでしょ。」と言って、
勉強しやすい環境を用意してあげるのがいいと思います。
 
なかなか勉強しない子でも、保護者が横についてあげると勉強する、という子は少なくありません。
 
勉強の前に、机や部屋を片付けられないという子も多いでしょう。
保護者が片付けてあげて、勉強しやすい状態にしてあげるのも、意味があります。
(これらは時間がかかることで、悩ましい点ですが、
是非、お母さんだけでなく、お父さんにも、時々、子どもの机の片付けをしてほしいと思います。)
 
もちろん、ほったらかしで、その結果、子どもは勉強しないまま中学に進学し、、、ということでも、
特段、問題はないと思います。
 
一番まずいのは、
「勉強しなければ、愛してあげないよ。」
「ちゃんと勉強しないなら、そんな子はうちの子ではない。外に出すよ。」
「約束通り片付けができないなら、勉強道具は全部すてるよ。」
という姿勢です。
これは愛情ではなく、過剰期待です。
こういう関わりが続くと、子どもは”自分はダメなんだ”、と思うようになります。
親に叱られないために、ウソをついたり、ごまかしたり、他の子に攻撃的になったりします。
弱者を攻撃して思い通りに動かそうとします。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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