受験するしないに関わらず、子どものすべてを受け入れてあげて、
全部を大切にしてあげる、愛してあげる、というのは、
まずは最も重要だと思います。
愛されることで、子どもの心は満たされ、
子どもは、外界に踏み出そうと進みだします。
子どもの要求に、できる限り答えてあげることが、
まずは重要です。
とはいえ、ここで問題が二つあります。
一つは、例えば共働き家庭で、子どもの要求にこたえるには、
時間的に限界がある、という場合です。
あるいは、経済的に限界がある、という場合です。
できる限り、でいいと思います。
これ以上はごめんね、と説明して、
諦めてもらうしかない、というケースもあると思いますが、
子どもに何が欲しいのか、よく話を聞いていきますと、
短い時間でも子どもの心を満たすことができると思います。
話を聞いてもらったり、認めてもらえたりするだけど、心が満たされる部分も大きいでしょう。
それ以上は無理という部分は、十分にゆっくり説明すれば、いいと思います。
もう一つは、子どもの心を満たしてあげたからといっても、
必ずしも子どもは勉強好きになる訳ではない、という点です。
成績の良い子は、勉強すればほめられるので、自ら勉強する傾向にあります。
成績がそれほど良くない子は、勉強しても認めてもらえないので、なかなか勉強する気になれません。
「点数は気にしなくてもいいんだよ。何点でもね、勉強すればできるようになるよ。
できるようになるっていうのは、楽しいでしょ。」と言って、
勉強しやすい環境を用意してあげるのがいいと思います。
なかなか勉強しない子でも、保護者が横についてあげると勉強する、という子は少なくありません。
勉強の前に、机や部屋を片付けられないという子も多いでしょう。
保護者が片付けてあげて、勉強しやすい状態にしてあげるのも、意味があります。
(これらは時間がかかることで、悩ましい点ですが、
是非、お母さんだけでなく、お父さんにも、時々、子どもの机の片付けをしてほしいと思います。)
もちろん、ほったらかしで、その結果、子どもは勉強しないまま中学に進学し、、、ということでも、
特段、問題はないと思います。
一番まずいのは、
「勉強しなければ、愛してあげないよ。」
「ちゃんと勉強しないなら、そんな子はうちの子ではない。外に出すよ。」
「約束通り片付けができないなら、勉強道具は全部すてるよ。」
という姿勢です。
これは愛情ではなく、過剰期待です。
こういう関わりが続くと、子どもは”自分はダメなんだ”、と思うようになります。
親に叱られないために、ウソをついたり、ごまかしたり、他の子に攻撃的になったりします。
弱者を攻撃して思い通りに動かそうとします。
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