受験校選びの注意点 その2 | 中学受験・高校受験 学力を伸ばす方法

中学受験・高校受験 学力を伸ばす方法

学習塾「テイクオフ」は2023年2月19日で閉塾しました。
18年間、誠にありがとうございました。

森下武三は、森下和装工業(横浜市)で
畳・襖・障子の仕事をしています。

 
をリブログしていただきました。
ありがとうございました。
 
この件で、追記です。
 
模擬試験結果の直近数回の平均が、
合格可能性80%の偏差値を、5ポイント下回っていても、
受験するのは、別に構わないと思います。
入学後、しばらくは学校の平均付近、あるいはそれ以下、
の可能性が高いということになりますが、そのくらいはかまわないと思います。
 
7~8ポイント下回っている場合は、
心配です。
10ポイント下回る場合は、送り出す側としては、心情的に、お勧めしくいです。
 
何が心配かと言いますと、
その学校の授業を理解していけるかどうか、という点です。
 
受験指導の現場感覚として、
偏差値で10ポイント違うと、理解力に差があるのが、かなり明確になります。
 
同じような説明をして、「わかる」という子と、「全然わからない」という子の差です。
 
7~8ポイント違うくらいですと、2回か3回説明すれば、何とかなる感じがありますが、
10ポイント以上違う場合は、同じ内容では何度説明しても理解不能、という部分が出てきます。
 
算数(数学)、国語、理科、社会だけで、人間のすべての力量を計測できるはずがありません。
こうした科目ができないけれども、美術や体育、音楽ができるという子はたくさんいます。
そうした才能まで否定することがあってはならないのですが、
中学や高校、大学受験では、あくまで、算数(数学)、国語、理科、社会がメインです。
これらの授業がほとんどで、勉強時間のほとんどをこれらの科目に費やすことになります。
そして、これらの科目への適性は、(少なくとも短期に限れば)、かなり正確に学力テスト
によって計測が可能です。
※あくまで人間の能力のすべてを輪切りにできる訳ではありませんので、
誤解のないようにお願い致します。
 
ですから、入学時の時点で、あまり周囲の子と差が大きい状態での入学は、
その子のためにはならないかもしれません。
その意味で、慎重に判断していただければと思います。
そして、合わせて、何のために、子どもに受験をさせているのか、
10~20年という子どもの将来を含めて、再確認していただければと思います。