受験校選びの注意点 | 中学受験・高校受験 学力を伸ばす方法

中学受験・高校受験 学力を伸ばす方法

学習塾「テイクオフ」は2023年2月19日で閉塾しました。
18年間、誠にありがとうございました。

森下武三は、森下和装工業(横浜市)で
畳・襖・障子の仕事をしています。

例えば、ある受験生(例えば、Y君)の、模試の平均偏差値が50、
 
A校の60%合格基準偏差値が55、
 
B校の60%合格基準偏差値が50、
 
だとします。
 
A校だとチャレンジということになり、ラッキーに合格したとすると、
進学時点で、全体の下位層3割以下に入ることになります。
 
B校だと、60%の確率で合格し、上位層4割以上の中に入ることになります。
 
※割合は、私の推計によるもので、ざっくりしたものです。
 
大学受験実績を見た場合、どの学校でも、その高校の下位層2割くらいになってくると、
惨憺たる結果になります。
「その高校なのに、その大学なの?」というものです。
(そのような大学進学実績は伏せてしまう高校も多く、あまり目にすることはないと思いますが、
どの高校でも、惨状を呈します)
 
何とか避けたいのが、この事態です。
結局は、子どもが辛い思いをすることになります。
「レベルの高い学校の中で、いい刺激を受けられるのではないか?」という淡い期待は、
ほとんど裏切られます。
 
もちろん、入学時に成績が良かったのに、入学後に下がっていった、というケースもあれば、
逆に、入学後、成績が上がっていった、というケースもあります。
 
ですから、あくまで可能性、の話ですが、
小さくないリスクを負ってまで、偏差値が上の学校に通わせる理由があるのかどうか、
冷静に判断する必要があります。