Aさん:「下の子の中学選びなんですけど、
子どもの性格に合った学校として、おススメって、あります?」
うさぎ:「お薦めの学校、というのはよく聞かれるんですが、
すみません、どこの学校にも良さがあるので、探していただくしかないんですよね。
近くを希望しますか?
宗教は希望しますか?
大学付属ですか?
プールはあった方がいいですか?
共学ですか?
英語に強いコースですか?(多くの場合、理数系の教科は犠牲になります)
特定の部活があることを希望しますか?
などなど、様々な観点から、学校を探します。
親の方がいろいろ考えても、子どもの何となくの好みで決まる、ということもあります。
子どもの性格で選ぶ、というのは、ほとんどの場合、現実的ではないと思います。
口コミサイトで、「おっとした子が多い」とか「活発な子が多い」などと書かれることはありますが、
実際には、数百人も集めれば、どこの学校にも、おっとりした子もいれば活発な子もいる、
ということになります。多少のカラーはあるかもしれませんが、
特定のタイプの子ばかりが集まる、ということは、あり得ません。
都心の学校だから、都会っぽい子が多いというのもあり得なくて、
1時間強の通学時間があれば、都外からでも通学できますから、
結局、様々な子が集まることになります。
私の母校の栄光学園も、育ちのいい男の子が多いということになっていますが、
実際には乱暴な子もいれば、いじめもありますし、退学になる子もいる。
授業にはあまり熱心ではない先生もいる。もちろん、いい学校ですよ。
でも、どの学校でも、結局、このあたりは似たり寄ったりになります。
Aさん:「いろいろ探すしかないですね。」
うさぎ:「それしかないですね。
あとは、校長先生の話で決める、という保護者の方も多いですが、
この方法は、控え目にした方がいいかなと個人的には思います。
一つは、大企業にお勤めの方だと、
「あの校長はダメだ」という印象になりやすいと思います。
辛口の評価になりがちです。
もう一つは、校長は半分お飾り(外部からの招聘)というケースもあり、
NO2がしっかりしていれば、学校改革は回っていきます。
個人的には、「この校長はどうかな~」とほとんどの学校で思ってしまいます(笑)。
ごめんなさい。でも、校長先生の後の、教頭先生や入試担当先生の話などを聞いて、
いい学校だな、と思うのが常です。」
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