Aさん:「『親の背中を見て育つ』というのは昔から言われていますよね。」
うさぎ:「はい。」
Aさん:「でも、『生まれつき持っているものもある』というのも、事実ですよね。」
うさぎ:「はい。」
Aさん:「オリンピックでメダルを取る人たちというのは、努力もあるでしょうけど、
生まれつきの才能に恵まれていないと、あそこまでたどり着けるわけがないと思うんですよ。」
うさぎ:「はい。」
Aさん:「そうなると、親は、いなくてもいい、ということにもなりますよね。」
うさぎ:「はい。」
Aさん:「本当に、いなくてもいいですかね。」
うさぎ:「はい。」
Aさん:「私の話を真剣に聞いています?」
うさぎ:「はい。」
Aさん:「私のことを、「ダメな親だな~」、とか思って聞いているんですか?」
うさぎ:「はい。」
Aさん:「えっ!私は、ダメな親ですか?」
うさぎ:「はい。」
Aさん:「えっ!私、もう生きている価値、ないですかね?」
うさぎ:「はい。」
Aさん:「え~!って、ちょっと、はい、しか言えなくなったんですか?」
うさぎ:「はい。」
Aさん:「あなたは、ハゲですか?」
うさぎ:「はい。」
Aさん:「あなたは、どうしようもない奴ですか?」
うさぎ:「いいえ。」
Aさん:「『はい』、以外を言った!」
うさぎ:「事象によりますよ。
スポーツ成績は、かなりの程度、才能論で左右されますよね。
学業成績は、スポーツよりは環境要因が大きいですが、
それでも、先天的要因が少なからず支配します。
ある程度は先天的な要因があって、それは受け入れてあげるしかない訳で、
これを受け入れることに、親の側の人間的な成長があります。
また、親の側が、勉強を楽しいものとして受け入れているか、
という点に次の成長があります。親が勉強を楽しいと思っていないのに、
子どもに勉強させようというのは無理があります。
ですから、親が勉強(これは子どもの学習内容以外でいいのですが)
を楽しいと思えるようにすること、これが重要です。
これを実行していると、かなりの確率で、
子どもは勝手に勉強します。」
Aさん:「ぐ~ぐ~」
うさぎ:「寝っちゃったんですか?」
Aさん:「はい。」
うさぎ:「おやすみなさい、って、オイ~!」
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