【高校受験】塾の選び方(個人塾と個別塾) | 中学受験・高校受験 学力を伸ばす方法

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学習塾「テイクオフ」は2023年2月19日で閉塾しました。
18年間、誠にありがとうございました。

森下武三は、森下和装工業(横浜市)で
畳・襖・障子の仕事をしています。

1.
時々、「そちらは個別塾ですよね?」

と電話で聞かれます。

私の塾は、個人塾ですが、個別塾ではありません。

紛らわしくて申し訳ないのですが。


2.
個人塾というのは、通常、大手塾(多数の教室を展開している塾)に対して

使用される言葉です。

大手塾とは、たとえば、W稲田アカデミーやE光セミナール、一進学院、のような塾です。

河合塾や駿台予備校などという大学受験予備校が高校受験部を設けている場合もあり、

これも大手塾です。これら塾の授業形式は、集団指導です。

1クラスの定員は15名とか20名など(あるいはそれ以上)です。

生徒募集状況により、実際にはそれよりも少ない人数で授業が行われている場合も

多いですが、集団指導方式です。これらを、大手集団指導塾と呼んでおきます。

これに対して、大手塾の中には、T京個別指導学院やM光義塾のような、

個別指導塾もあります。個別指導塾というのは、この数十年で急激に

マーケットシェアを拡大した形態で、1:1、1:2が中心です。


3.
大手個別指導塾の講師は、ほぼ学生です。

「アルバイト 塾」のようなキーワードで地域検索しますと、近辺の大手塾もヒットするはずです。

学生70%以上というのは当たり前で、短大生OK,、専門学校生OK,となっている塾もあります。

時給は1,200円。

指導技術や受験対策ノウハウをもった講師にあたる確率は、相当に低いと考えた方がいいです。

学校の定期試験で平均点に遠く届かない科目があれば、その科目を大手個別指導塾で

見てもらうというのは無理ではありません。

大手個別指導塾で使用する教材は主に教科書ワークで、学校の進度に合わせて、

復習内容中心に問題を解いていけば、幾らかできるようになります。

この程度でしたら、学生講師でも何とかなります。


4.
個人塾というのは、経営形態に着目した分類ですから、

大手塾に対しては、中小塾と称する方が適当です。

中小塾にも、集団形式の塾と、個別指導形式の塾があります。

中小塾の個別指導塾の多くは、

大手個別指導塾とさほど変わらない形式です。

やはり講師は学生中心です。

数教室くらい出している塾も多いです。


5.
少数ながら、中小塾の個別指導塾で、

オーナーのアイデアで、様々な試みを取り入れている塾があります。


6.
大手塾は、大規模な広告宣伝を行い、生徒募集を行います。

学習指導という”商品”は、差別化を明確に示すことが困難で、

そのために、広告宣伝がものを言います。

しかし、生徒が集まっているから、いい塾だとは限りません。

最難関クラスだけ社員で、それ以外のクラスは学生講師という塾も多いです。

これまたアルバイト検索すればわかりますが、

集団指導塾でも多くの学生講師が存在していることがわかります。

さすがに時給は2,000円を超えます。

集団指導を有効に行うには、それなりの技量が必要だからです。

他のアルバイトに比べれば時給が高いので、それなりのレベルの大学生が集まりますが、

真面目にやれば授業準備には、授業時間の倍以上の時間がかかりますから、

実は、割りに合う仕事ではありません。

(ということは、さほどの授業準備をせずに、

貧しい内容の授業をする学生講師が相当にいるということです。)


7.
ちなみに、私は事務スタッフを雇っていますが、

相場の数倍の時給を払っています。

5年以上前に情報誌に募集を掲載してもらったのですが、

事務時給の相場が1,000円前後でしたから、応募が殺到しました。

平日の昼間の仕事ですから、主婦の方々なのですが、

早稲田大学出身の方もいて、これで決まりかなと思っていたところ、

締切間際に、海外で英語による高校教育を受け、日本の私立最難関大学も出ているという

方からエントリーがあり、この方に決めました。大手外資系企業での職歴もあり、

英語はもちろん抜群にできるし、数学も得意。

普段は事務業務ですが、夏期冬期は授業もお願いしています。

いい人材を集めるには、それなりのコストがかかるものです。


8.
中小の集団指導塾には様々あります。

中には、大手塾よりはるかに実績を上げている塾もあります。

ただ、宣伝が下手な塾も多く、あまり知られていない場合もあります。

これから塾を探すなら、中小塾を探してみることをお勧めします。

大手塾はすべての客層を取り込もうとします。

売上を立てなければなりませんから、とにかく何でも対応できると説明して、

誰でも入塾させようとします。

しかし、まともな中小塾は、エッジ(優位性)を利かして、顧客層の選択をかけます。

そうしないと中長期的に生き残れないとわかっているからです。

「いい塾かどうかを選ぶ基準」の一つは、面談において、

「こういう場合は成果を出せるが、こういう場合は成果を出せない」

と明示しているかどうかです。例えば、

「○○高校対策ではどこにも負けません。しかし、○○高校対策はできません。」

のように。

私の塾なら、

「単科(英語だけとか数学だけのような)のご希望には対応できません。

5科目まとめて受講していただくしかありません。

しかし、都立高校対策には、万全の対策が取れます。」

のようになります。

いい中小塾というのは確実に存在します。(近くにあるかどうかわかりませんが)

そういう塾の責任者は、生徒がいつか大人になった時に、

「あの塾に通ってよかった」と思えるような塾にしたいと考えています。

高校受験対策として1年以上通わせるならば、

少し時間をかけて探す価値はあるように思います。






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