秦の始皇帝(紀元前221年)で、韓非子による法治主義が、
その他の諸子百家の思想家たちを凌駕したと見ることもできる。
韓非子による法治主義とは、冷徹な合理主義に貫かれたもので、
仁徳を備えた君子によって人民を感化しようなどとしても、人間の欲は
コントロールできるものではなく、信賞必罰の制度、法的な明確な制裁が
必要と説いたもので、始皇帝は韓非子の思想に感銘を受けた。
しかし、間もなく、秦は崩壊の憂き目にあう訳で、
人間の道徳性に想いをはせることに欠如していたことが、
その要因の一つだった。
法治主義はその後も国家制度として生き続ける訳ですが、
思想としては、韓非子の思想ではなく、孔子の思想が生き残った。
ルールだけでは社会は統治できないもので、孔子の説いた
仁(思いやり)や礼(礼儀)という理想主義的な理念と、様々なものの中庸を取るという
考え方が重要である、というのは、歴史的教訓と言えるだろうと思います。
その歴史的教訓は、今日の家庭教育や受験教育に生かすことができるだろうと思います。
例えば、偏差値や得点、合格率などいうものがいわば信賞必罰のツールになっている
訳ですが、これが行き過ぎれば、つまり偏差値を上げることに固執する、
難関校への合格だけにこだわる、ということになれば、
やはり危うい、ということだと思います。
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