算数数学ができなくてもどうにかなる(後半) | 中学受験・高校受験 学力を伸ばす方法

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学習塾「テイクオフ」は2023年2月19日で閉塾しました。
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森下武三は、森下和装工業(横浜市)で
畳・襖・障子の仕事をしています。

昨日の続きです。

昨日、早稲田・慶応の法学部・文学部出身の有名人の名前を羅列しました。

http://ameblo.jp/takeoff-takeoff/entry-11139346379.html

この方々の全員が数学が苦手だった、ということはあり得ませんが、

少なくとも一部の方々は、数学はダメで、とか、数学には興味が持てなくて、そのような学部を選択された、

と考えられます。そういう人でも、活躍の場がある訳です。むしろ、数学的素質の代わりに、

優れた何らかの素質をもっていたのかもしれません。(もちろん、ご本人の努力もあったと思います)


昨日の繰り返しになりますが、算数数学は大切な科目です。

現実問題、嫌いだとしても、しっかりやらなければ、将来の進路が狭くなってしまいます。

仮に今苦手だとしても、将来、数学ができるようになる、ということもありえます。

ですから、簡単に投げ出すのは良くないですが、

算数数学が極端に出来ないからと言って、受験やその後の将来について、悲観的になる必要はない、

活躍の場はいくらでもある、とお考えいただきたいと思います。



最後に、唐突ですが、、、

今日の受験制度や教育制度は、過度に科学技術を重視した観点に立っており、

また、個人というものの捉え方において誤った観点に立っていると思っています。


今から10年ほど前(2000年頃)、学力低下をめぐる大きな論争がありました。

「分数のできない大学生」という本が話題を呼び、

「数学は論理性を養う科目で、数学ができない学生が増えていけば、日本はとんでもないことになる。」

「一見数学は、役に立たないように見えるが、実は重要な価値がある。」

理数教育の重要性を強く信じる大学教授や一部の教育評論家がこのような意見を次々と出しました。


一般論として、数学が重要であることは自明です。
分数計算ができない大学生がいることもマズいです。

しかし、日本人の全員が科学技術振興の直接の担い手になる訳ではありません。

数学を勉強しないと論理性が養われないかのような考え方も誤っています。

その論拠は、上記の有名人の方々の存在です。


英語、国語、理科、社会は、努力次第でその科目が得点源になるということがしばしばあります。

それに比べ、数学が努力によって得点源になる、ということは、他の科目に比べて少ないのが現実です。

つまり、数学は素質の影響を最も受けやすい科目です。

数学の得意な人は、もっとレベルの高い教育を受けられるするべきだと思います。

同時に、数学があまりに苦手な人は、数学の最低限のエッセンスを短時間で確実に習得できるように、

そして数学以外の科目を大きく伸ばせるような、仕組みにするべきだと思います。


算数数学が極端に苦手なお子さんを抱えるご家庭もあると思います。

上記の私見が何らかの参考になれば幸いです。




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