今日は、高校受験情報です。
中学受験に通じる部分もありますので、中学受験保護者の方にもお読み頂ければ幸いです。
リーマンショック以降、数年以上にわたって、都立高校人気が続いていますが、
不況になれば公立人気が高まるのが常ですから、当たり前の現象です。
ただ、都立人気が高まっていると言いましても、大枠、中堅～上位校において2倍程度の倍率になっている、
という状況に変化はありません。2倍という倍率はいわば当然のことで、
受験者の半数は不合格になる、ということは今に始まったことではありません。
もちろん、合格を目指して勉強する訳ですが、やはり概ね模擬試験のような結果が出ます。
仮に都立不合格になったとしても、悔いの残らない受験をしてほしいと思います。
都立に不合格になると、いかにも受験に失敗した～、という感じになりますが、
私立があるはずです。私立をいい加減に選んだ方は、後悔が残るかもしれませんが、
私立も真面目に探した人は、後悔は残らないと思います。仕方ない、と結果を受け入れられるはずです。
むしろ、辛いですけれども、その後の人生における貴重な肥やしになると思います。
このブログをお読みの恐らくほとんどの方は、大学に進学させる or することと思います。
大学進学において、私立は熱心です。都立は残念ながら、私立に比べればほったらかし、という部分があります。
都立の場合は、浪人率が高いです。塾や予備校に行く費用もかかります。
私立なら万全ということは全くありませんが、私立の方がそのあたりは熱心です。
高校受験での偏差値数ポイントは、さほど大きな違いではありません。どの高校に入学するか、
ということよりも、入学後どう過ごすか、ということの方がはるかに大きな意味を持ちます。
偏差値数ポイント分を大学進学で逆転することは、難しくありません。なにせ、3年もあるのですから。
親の経済的負担を思って、都立を目指す。生徒さんのそういう心意気を私は素晴らしいと思っています。
応援したいと思っています。
しかし、是非、合格して終わりではないということもご理解頂きたいと思います。
むしろ重要なのは、入学後、いかに生きるか、という点です。
高校受験前に、是非、この点についての覚悟を改めて強くしていただきたいと思います。
「自分はこういう考えで、高校受験をする。」という自分なりの考えを強く持って頂きたいと思います。
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