昨日に続き、今日も高校受験情報、偏差値についてです。
中学受験に通じる部分もありますので、中学受験保護者の方にもお読み頂ければ幸いです。
昨日は、偏差値についての基本的な見方についてお伝えしました。
東京都の受験生の場合、大多数が、私立一般入試と都立一般入試を併願して、合格した方に進学する、
という受験パターンです。
受験日程については、
私立一般入試の方は、2/10に集中しています。2/11、2/12に実施する学校はごくわずかです。
都立一般入試は、2/23のみです。分割後期の日程もありますが、実施校はごくわずかです。
つまり、事実上、2校しか受けられない、という仕組みになっています。
ですから、受験の仕方として、堅実校→本命校→堅実校、
などのようなパターンが紹介されていることが多いですが、
(昨日私が紹介した「高校受験案内」にもこのことが書かれていますが)、
上記の受験パターンの場合は、関係ありません。
私立一般入試で併願優遇を取って、確実に進学先を確保できるようにする、ということが通常です。
(早慶などの私立最難関校を目指すは場合は事情が若干異なりますので、ここでは触れません。)
次は、私立で進学先を確保した上で、都立をどこ受けるか、ということになります。
どのランクの学校を受けるか、これは、どれほど都立合格を重視するかで変わります。
「どうしても都立」という場合は、模試の複数回の平均偏差値で、合格可能性80%のラインに達している学校を選びます。
「できれば合格したい」という場合は、合格可能性60%のラインです。
現実的には、合格可能性60%のラインで受験する受験生が相当数います。
都立の中堅以上の学校では、倍率が2倍程度あります。つまり、受験者の半数は不合格になるということです。
都立入試は半数は不合格になるもの、合格可能性60%のラインで受験しても、40%は落ちる、
そういうものだということは、認識しておいて下さい。
どうしても都立を希望される場合は、合格可能性80%のラインに達していなければなりません。
それでも、20%は不合格になります。
どうしてもどうしても都立、という場合は、合格可能性80%の偏差値に、更に2ポイント加えた偏差値、
で判断して下さい。
そして、その合格可能性を更に確実にするためには、最後の最後まで勉強することです。
正しい勉強の仕方で、しっかり理解して、自分のモノにすることです。
公立高校の出題を見ればわかりますが、どの科目も、暗記すれば得点できるような、
そんな定期試験のような問題ではありません。
間違っても数学の解法の暗記に走るような勉強はされませんように。
かつて和田秀樹さんは数学の解法の暗記を推奨する本を書き、相当に売れましたが、これは間違っています。
教育心理学者の市川伸一氏に追究され、その非をあっさりご本人も認めていますし、最近の著作では、
数学の解法暗記学習をやたらに強調することは控えられているように見受けられます。
勉強の進め方に不安がある場合は、指導者のガイドに沿って勉強を進めた方がいいと思います。
費用がかかってしまいますが、学校はそこまで細かく受験指導してくれないのが現状です。
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