※参考データ 首都圏模試80％の偏差値
富士見 【2/1】58 【2/2】57 【2/3】56
東京成徳 【2/1午後】52 【2/2午後】51 【2/3午後】54
明治学院 【2/4】56
そして、A子さんは54くらいです。
【前回】
塾教師「ちなみに、どういう基準で学校を選んだんですか？」
A子ママ「富士見は、やっぱり上の学年でも合格した子がいるし、イケイケに憧れてはいましたが、現実的に富士見が現実的な目標でした。近いですし。東京成徳と明治学院は、あの子が共学がいいと言うから。」
塾教師「でも、富士見は女子校ですよね。矛盾していませんか？」
A子ママ「そうなんです。ちょっと実は私も分からないんです。真面目な話になりますけど、、、前もお話しましたけど、あの子、小3の頃、学校でいじめられていたじゃないですか。」
塾教師「はい。」
A子ママ「元々体が弱かったら仕方ないんですが、幼馴染にまで冷たくされて、辛かったんですけど、でも、男子が意外とかばってくれたみたいで。。。ちょっと長くなりますけど、いいですか。」
塾教師「構いません。続けて下さい。」
A子ママ「いじめがひどかった小3の終わり頃、あの子は2カ月ほど入院しました。あの入院は、今思うと、あの子にとっては天の救いだったという気もします。学校に行かなくてすみますし、私も一緒についてやることができましたから。」
塾教師「いじめのことは、学校の先生には話しましたか？」
A子ママ「もちろん、何度か言いました。でも、結局、はっきりした物的証拠もないし、あまりしつこく言う訳にも行きませんし。でも、たぶん、そういうギリギリのラインでのいじめが多いのだろうという気がしました。ま、それは置いておいて、学年が変わって、担任の先生も幸い変わりました。新しい小4の担任の先生は、うちの子は病気で体力的に厳しいから、なるべく助けてやるように、と説明してくれたみたいで、退院して学校に行くと、男子が積極的に、あの子の重いものを持つのを助けてくれたりしてくれたようなんです。」
塾教師「バカと男は使いよう、って言いますからね。」
A子ママ「それは、バカとはさみでしょ。」
塾教師「あ、そうでした。すみません。」
A子ママ「毎日学校から帰ってきて、今日は○○君が給食当番を手伝ってくれた、とか、ささいなことだったと思うんですけど、そうやって気にしてくれるのが、あの子にはとても嬉しかったみたいなんです。
ですから、同姓の女子に冷たくされたあの子にとっては、女子だけの空間はちょっと心配だったのだと思います。助けてくれた男子がいる共学の方がいい、と思うようになったんだと思います。といっても、これは親の推測なんですけど。かといって、あの子の心の傷を開くようなことはしたくないので、このことは聞けないんです。」
塾教師「ちょっと、待って下さい。そしたら、富士見なんて受けないで、共学校の方がいいんじゃないですか？」
A子ママ「ええ、実は、、、私も共学の方がいいかなと思ったりしているんです。富士見は受からなくてもいいと。でも、あの子に聞くと、富士見は受けたい、っていうんです。」
塾教師「複雑ですね。」
A子ママ「ちょっと、帰って、落ち着いて話してみます。」
【今回はここからです】
A子ママ「2月2日以降のこと、まとめてきました。エクセルに整理してきたので、見てください。」
表が見づらいという方は、こちらを御覧下さい↓
http://www.takeoff-takeoff.com/record.html
塾教師「これは素晴らしいですね。受験校についての、出願・受付期間、出願予定日、面接、報告書、当日集合時刻、当日終了時刻、発表日、入学手続、繰上合格候補（補欠）。これならうっかりが防げますね。」
A子ママ「はい。あと、持ち物や受験料などの行も追加しようと思っています。」
塾教師「素晴らしいですね。それで、、、、富士見と明治学院、両方受けるということですけど、両方合格された場合はどうします？」
A子ママ「そう、それ話してきました。あの子に聞いたら、こういう風に切り出してきたんです。
（A子さん）
ずっと言わないようにしていたんだけど、、、ママも知っての通り、小3で私、いじめられて、悲しかったし、つらかったんだけど、私を助けてくれる男子もいた。女子はみんな冷たかったけど、男子の中にはそういう人もいるんだなって思ったの。恥ずかしいけど、その中の一人の男の子のこと、好きになっちゃった。
ま、それは置いておいて、いつも思うようになったのは、イケイケみたいにすごい学校に合格できれば、誰にもいじめられないだろう、って。でも、現実的には自分には無理だというのもわかっていたので、現実的には、富士見なら、とりあえずみんなから一目置かれるかな、って思ってた。ママも富士見なら喜ぶだろうと思ったし。
でもやっぱり心の中で、共学の方がいいかな、という想いもあったの。男子がいれば、私がいじめられるとしても、きっと助けてくれるだろうって。近くに共学のいい学校がないからイメージしにくかったんだけど、共学の方がいいのかな、って。
A子ママ「親として、なるべく触れないように触れないようにと思っていたんですけど、あの子が、そこまで考えているとは思いませんでした。もっと早く聞いてあげるべきだったと反省しました。で、続けますね。」
（A子さん）
で、それは小5までの話。小5の終わりくらいから、急に背が伸び始めて、体も丈夫になって、体育でも活躍できるようになったし、班長やったり、応援団やったり、授業もよくわかるし発言もどんどんできるし、毎日がすごく楽しくなったの。小3の時に私に冷たくした女子のことも、全く気にならなくなったし、今では向こうも私に一目置くような感じなの。
それでね、段々思うようになったの。私には、いじめられた子の気持ちがわかるからから、だから、もしね、クラスでいじめられるような女子がいたら、私が助けてあげようって。そういう時は、そばについて味方になってあげようって。。。私、今はそれができると思うの。だから、女子校に行きたいという風にも思うの。
A子ママ「私、それを聞いて、もう涙が止まらなくなってしまって、、、いじめられていたあの子が、ずっと守ってあげなきゃ、とばかり私は思っていたのに、、、逆にいじめられている子がいたら助けてあげようだなんて、、、二人で声を上げて泣きました。。。」
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