◆ちょっと危険な中学受験 NO8◆ | 中学受験・高校受験 学力を伸ばす方法

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学習塾「テイクオフ」は2023年2月19日で閉塾しました。
18年間、誠にありがとうございました。

森下武三は、森下和装工業(横浜市)で
畳・襖・障子の仕事をしています。

塾教師「この前は、すみませんでした。」

A
子ママ「いえ、私の方こそ、取り乱してしまってすみませんでした。そんなことより、クイズ、始める前の話、続けて下さいよ。先生の中学受験、どんな感じだったんですか?」

塾教師「あ、その話でしたよね。私の小6の時の。」

A
子ママ「ええ、小65月から特訓科入りしたということでしたよね。」

塾教師「ええ、平日は自分の校舎での授業なのですが、日曜日だけ横浜西口の校舎なんです。各校舎の秀才が集まり、そして、、、」

A
子ママ「そして?」

塾教師「塾の先生の方も、各校舎選りすぐりの、、、変な奴らが集まっていました!」

A
子ママ「ゲハハハ!」

塾教師「日曜日、お昼過ぎのことでした。ご飯食べた後で、何やら眠いな~と思っていました。算数の授業です。左斜め前には、同じ校舎の“元”秀才がコックリコックリやっていました。私も安心して、ウトウトしていました。」

A
子ママ「“元”秀才というのはどういう意味ですか?」

塾教師「小4からその塾で真面目に勉強していて、小4の時は、かなり成績上位だったらしいのですが、小5から段々と成績が下がってきて、小6ではごく平凡な成績になっていました。塾の先生からは、“おまえ、スランプだな。”と声をかけられていました。」

A
子ママ「アラレちゃんじゃあるまいし、スランプ長すぎですね。」

塾教師「ええ。」

A
子ママ「で、その“元”秀才がコックリコックリやっていて、それで?」

塾教師「そう、その次の瞬間でした。パカ~ン!算数教師が、丸めたテキストで、彼の後頭部を鮮やかに打ち抜きました。」

A
子ママ「テキストで、叩かれた、ってことですか?」

塾教師「ええ、すぐ目の前でテキストが振り抜かれました。私は目ん玉飛び出そうなくらいビックリしました。彼の方は、目ん玉どころか、歴史の知識の半分くらいはあれで飛び出ちゃったんじゃないですか。」

A
子ママ「キャー!」

塾教師「その前の時間に、優しい理科の先生が、『今日の算数の先生は、麻布出身だ。厳しいぞ!』と言っていたんです。私も一歩間違えたらやられていました。」

A
子ママ「で、その叩かれた生徒さんは、結果的にどうなったんですか?」

塾教師「よく覚えていませんけど、中堅校付近の学校にも合格しなかったと思います。せっかく小4から勉強していたのに。可哀想でした。残酷ですけど、それが現実でした。受験って、基本的には決まったパイを取りあう競争です。誰かが合格すれば、他の誰かが不合格になる。」

(つづく)


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(2011年10月26日のメルマガ第39号に加筆)

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