中学進学後も学力を高めていくための方法として、2点、申し上げました。
1.子どもが夢・目標に向かって自分で勉強できるように導くこと
2.子どものバランスの取れた発達をサポートすること
の2点でした。
この2つ目の論点につき、中学受験は子どもの潜在的な可能性を発掘する上では、
バランスの取れた教育とは言い難い、というようなことを述べましたが、
この点、やや皆さまからご理解を頂きにくいかもしれないと思いますので、
3つの具体例を上げて、補足説明したいと思います。
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1つめ
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「200円をもって買い物に行きました。
50円引きで売っていた120円(消費税込み)のキャベツを買いました。
おつりはいくらでしょう。」
200-120=80 おつりは80円
子どもはこのように解答すると思います。(子どもに出題してみてください)
そして、「それは必ずしも正しい答えとは言えないよ。」と言ってみてください。
真面目に中学受験勉強をしている子どもの多くは、どういうことか、なかなか気がつかないと思います。
実際には、小銭を持っているかもしれない訳ですから、ちょうど120円支払えるかもしれませんし、
50円玉を持っていれば、おつりは30円になります。
しかし、子どもは、こういうことに気がつかないような思考回路になってしまっています。
ただ一つの答えがあるはずで、計算すれば求められるという単純な思考回路になってしまっています。
また、問題文を読んで、実際に買い物をする場面を思い浮かべるということができない思考様式に
なってしまっています。中学受験勉強の弊害と言わざるを得ません。
2つ目、3つ目は長くなりますので、明日、説明致します。
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(2011年8月31日のメルマガ第27号に加筆)
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