レバノン杉は神様に仕える木 | 竹内文書の世界を旅する三和導代のブログ

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三和 導代 です。

 

今日は聖書にも何十回も記述されている、また中東やアフリカの遺跡に使用されているレバノン杉の森を訪ねました。レバノンにはレバノン山脈とアンティレバノンの2重の山脈群がありますが、レバノン杉の森はレバノン山脈の中にあります。近くにはスキー場があり冬の間はスキー客でにぎわいを見せます。

 

4月の雪解けのシーズンです。特別にレバノン杉を保存している森の入り口ゲートを開けてもらいました。ここはあえて貴重なれば御杉を保存している場所です。古いものは樹齢2000年、雷が落下して火災が起きて被害、再生するレバノン杉、子どものレバノン杉がまだ雪が残る森ので生き続けています。

 

有名なストーリーとしてはエジプト・ギザのクフ王の墓の隣から発掘された巨大な太陽の船、東トルコのアララット山に漂着したと言われる旧約聖書のノアの箱舟はレバノン杉で建造されました。現存し博物館に収納されています。その他エジプトの遺跡群にはどれだけ使用さていることでしょうか。またアフリカのジンバブエ遺跡の入り口にもレバノン杉が使用されています。

 

レバノン杉は神様に仕える木として珍重されてきました。ちょうど枝と歯が人間が神様を崇拝しているかのような風貌であることから神に仕える木と言われてきました。この一帯に残る修道院内でも修道僧によりレバノン杉は大切の守られてきました。

 

エジプトに沢山のレバノン杉を伐採して運んでいた時代、フェニキア人が地中海貿易を通じて各国にレバノン杉が珍重された時代、マムルーク時代に列車建設の時代に伐採されるなど、歴史上レバノン杉は珍重されるが故に伐採されて使用されてきました。教会の修道僧により保存されてきました。

 

そして国旗にも描かれているレバノン杉は、この国のシンボルでもありますが、長い年月に渡り伐採を続けた結果、現在は国全体で約1200本までに激減。カディーシャ渓谷には、そのうちの約400本が生息しているのです。レバノン杉保存のために1本100$の寄付での植林活動も行われているとのこと。レバノン杉が成長するまでの子供時代には代理で水やりも担当してくれるそうです。