三和 導代 です。
昨日からアブダビに来ています。ラマダーン(断食)の季節ですから、昼間は静まり返っています。通常は8時から16時までの労働時間ですが、特例で12時まで、学校は11時半までとなっています。学校は4月10日頃までは春休みですが。午後は体力温存のために外出せずに自宅で過ごすことが多いようです。
昼間の地元のレストランはクローズ、イスラム教徒でない中国人経営の中国料理のに店は営業しています。日没の18時半ごろまでは町を歩く人も姿もまばらです。そんな中、今日は午前中にルーブル美術館別館を訪れました。通常は17時までですが、ラマダーン中は14時までとなっています。2017年にオープンされました。パリのルーブル美術館からの最貧が展示されています。
アブダビはアラブ首長国連邦の中でも経済を担うトップリーダーです。何と言ってもアラブ首長国連邦の石油の98%を算出する首長国だからです。日本ではドバイが有名ですがたったの0.5%の石油産出量です。ドバイは観光、外国からの出稼ぎの人々が多く住んでいます。企業も沢山進出しています。
アブダビはそんなわけですので財政はどこの連邦よりも豊かと思います。そんな理由からルーブル美術館別館のオープンが実現したのかと思います。白いメタリックなドームと抱負な美しい水をあしらった博物館、そして内部の贅沢なほどまでの空間はさすがです。また展示品もメソポタミア地方、エジプト、ギリシャローマ時代、インドパキスタン、中南米、アフリカ、アジア(日本を含む)と世界各国からの貴重な歴史的な遺物です。近くはサウジアラビアの紀元前2,000年前の砂岩の壁画の岩絵まで見ることができます。見ごたえはたっぷりです。
しかし残念なことに地元の人々はあまり考古学に関しては興味が内容です。これはこの国だけではなく、イスラム圏全般に言える現象です。おそらくイスラム教が偶像礼拝を厳しく禁じているからだと思います。この美術館を訪れるのはほぼ外国人です。フランス人は中近東、アフリカと幅広い地域で考古学的発掘を行っています。
3万3000人を収容でする白亜の贅を極めたシュイク・ザイード・ビン・スルタン・アル・ナヒヤーン・モスクは大理石を敷き詰め、88の塔に囲まれ、イタリア、ドイツ、トルコ、イランなどの国々からの建築材料が集められました。特に眼を引くのが世界1巨大な1枚のペルシャ礼拝堂に敷く詰められいます。シャンデリア、ブドウの房のデザインが上についた真っ白大理石の装飾は見逃せない観光地となっています。女性はスカーフと長いドレスコードとなります。入場料は無料ですが、要予約ですのでお気をつけください。