三和導代です。
先週末は京都でした。久しぶりに京都御所を訪れました。急遽の選択でしたのので、コロナ下で予約制かと思いきや、何と予約不要ということがHPで発見、いざ京都御所へという決断を下しました。そしてよくよく読むと、予約不要しかも無料にてガイディンぐツアーに参加できることを知り、第1回目の9時半の回の参加に向けてホテルを出発しました。
日曜日ですので、混雑しているかと思いましたが、その逆で広大な京都御所の中は人もまばらで、ガイディングツアーの参加者も私を含めて5名という小規模でありました。宮内庁の職員の案内の下にイヤフォンをつけてのスタートとなりました。
この京都御所はかつての皇居であり、大嘗祭が執り行われた場所です。大嘗祭は天武天皇・持統天皇の時代からから始まりました。応仁の乱と戦国の世で日本中が荒れ果てて、悠紀・主基から神饌を献上できないなどにより、200年間行われませんでした。しかし徳川幕府の支援により江戸時代中期に復活しました。明治以降は平安時代の床もなかった大嘗宮とは異なり立派な建物になりました。
昭和天皇までは京都御所で大嘗祭が執り行われてきましたが、平成からは東京・皇居東御苑で執り行われ、平成と令和の時代と中世に200年間の中断はありましたが、1300年の歴史があります。
以前この京都御所を訪れたのは10年以上前かもしれません。私の印象と異なり非常に広大で沢山の種類の建造物があり、これは説明がないと道順どころか、全くのトンチンカンであります。私の選択は正解でした。京都御所を訪れるのでしたが絶対にガイディンぐツアーがおススメです。所要時間50分を書いてありましたが、実際には1時間20分で詳しくご案内いただきました。ガイドの内容も豊富で工夫がされており、写真撮影をしながら楽しく見学をすることができました。やっと概略がつかめたようです。
次回もう一度京都御所を訪れ、別の方のご案内も聞いてみたいものと思っています。なかなか一度聞いても聞き逃しが理解不足の部分があるかと思います。とても興味深い京都御所見学、特に大嘗祭のお話について非常に興味を惹かれるものがありました。高御座だけでなく、美智子様や雅子様の時代になって使用されるようになった御帳台の存在に時代の流れ感じました。
そして高御座の後方に障子が立てられていますが、そこには中国古代から唐の時代の中国人の名士の像が絵が描かれているのはおどろきを隠せませんでした。この皇居の建造物自体、紫宸殿を初めとして中国からの影響を大きく受けていることは間違いようです。北京の紫禁城を彷彿されるものでありました。
日曜日でしたら人もまばらでじっくり見学ができたのはないよりでした。寒い冬空だからでしょうか。また参加したいと思っています。一押しツアーです。