三和 導代 です。
先月の大神神社の観月祭に参列するために三輪の地に前夜から入っていました。翌日の観月祭の日は三輪山の磐座巡りと纏向遺跡巡りの為に桜井駅から自転車をレンタルし一日を回ることにしました。秋晴れの素晴らしいお天気でした。旧街道の裏道を通りながら大神神社を越えて、纏向の地への向かいました。
その日の午後に纏向遺跡を回っている最中に私の不注意でかなりスピートをあげていた自転車から落ちたのです。下はアスファルトの道でした。よく自転車が曲がらなかったというほど右方向に転落しました。完全なる自損事故です。右顔から右胸、そして右大腿骨を強く打ちました。顔の皮膚がベロっと剥けたのも感じるほどでした。それでも自分のハンカチを顔に当てながら、一日を過ごしました。普通でしたが引き戻るのですが、そのまま旅を続け、観月祭が終わった翌日に帰路に着きました。
その後、右目は見る見る内に真っ赤に晴れ上がり目も開けられない状態でした。眼下に行くか、外科に行くか、整形外科に行くか迷いましたが、一番大切なのは眼かな、眼球に傷がついたら大変と思い、眼科に行くことにしました。「交通事故ですか?」「いえ、自転車から落ちたんです。」「随分派手に落ちたものですね。気を付けてください。眼球の検査をしましたが、大丈夫です。検査をしましたが、損傷はないですから安心してください。10日くらい経ったら腫れが引きますよ。」
その後、顔の損傷も時間の問題、胸と足の痛みも骨に異常があったとしてもこれは治療ができないのでと思い、そのまま病院には行きませんでした。そして10日後にはすっかり眼の腫れも落ち着きました。しかし足の腫れを痛みと胸の痛みはその後もずっと続きました。お布団に寝ていても自力では立ち上がれずに椅子を横に置いて立ち上がりトイレに行くこと3週間でした。自問自答しました。もしかしたらやはり骨折だろうか?いやいやそんなことはない。と
そして先週、ふと思い出したのです。私と一緒にずっと動いてくれているこの肉体は借り物にもかかわらず私は蔑ろにして、酷使していたのだろいうことを。そして朝お風呂に入ってから、ひまし油を主なら、声を出してこれまで頑張ってくれた私の肉体に感謝、そして粗末にしてしまったことを謝罪の言葉を言いながらマッサージをしました。そして翌朝も。
何とそして2日目の夜中に目が覚めて、お布団から立ち上がる時に、これまでの痛みがすっかり抜けていることに気が気が付いたのです。何ということでしょうか。時間が経ったからと言ってこんなに急に痛みがとれるものでしょうか。心当たりは自分の肉体への感謝と謝罪でした。今まで頭では勉強していたにもかかわらずに、この自分の肉体を使わせていただいていることへの感謝を忘れていたのです。
今朝はお風呂の後にすっかい回復した足をマッサージしながら感謝の言葉をかけました。いつも私と一緒に動いてくれてありがとう。これまで粗末にしてごめんなさい。元気になりました。また一緒に動いてくださいね。