岩木山から十三湖へ | 竹内文書の世界を旅する三和導代のブログ

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三和 導代 です。

 

ゴールデンウイークの前半は青森県への旅となりました。青森県は毎年訪れていますが、今年最初の訪問となりました。当初は初の岩木山登頂?を目標にしましたが、岩木山の八合目までのリフトが積雪のため、運休という知らせを当日の新幹線の中で情報を得ましたので、急遽五所川原市の十三湖まで足を延ばすことにしました。

 

十三湖は過去にも足を運んでいる場所ですが、心に響く場所で、いつかじっくり訪れたいと思っていた場所でした。五所川原市から情報を得て、個人で行く手段等は事前にいただきガイドブックまでいただいていましたが、今回は津軽で昔から畏敬の念を持って人々から敬われ愛されてきた岩木山山頂の奥の宮にと思っていましたので、全て自宅に資料はおいたままの出発でした。

 

4月26日は快晴、雲一つない素晴らしい天候でした。どこからみても雪を頂いた岩木山は美しく、違った町から眺める岩木山の姿はそれぞれ異なっていることがよくわかりました。富士山も静岡側と山梨側では異なった姿であるのと同じです。五所川原市は地図を見ても飛び地になていますので、十三湖へは非常にアクセスが悪く公共交通機関である電車は通っていません。

 

青森から五能線で五所川原へ、そして津軽鉄道にて終点の津軽中里へ、ローカル線の旅を楽しむことになりました。どこからも雪化粧をした岩木山は大変美しい姿です。津軽鉄道は冬の間はストーブ列車が運行するのんびりとした2両編成の列車で、社内では若い女性が津軽弁で観光案内をしてくれました。車掌さんは若い男性で昔ながらの切符を社内で販売していました。大きなチケットに穴のついたパンチの切符切りです。子供の頃のバスの車掌さんを思い出します。途中では桜が満開の芦野公園を通過します。桜並木が大変美しい場所です。そして終点の津軽中里へ。ここからはもうタクシー以外はありません。

 

駅前のタクシー会社の一台のタクシーでこの度の目的地である山王坊遺跡と日吉神社へ。途中、この地域を治めていた安倍(安藤)佐田貞李が築いた福島城の城郭を通ります。十三湊を支配した安藤水軍として名を馳せた安藤氏の居城です。その後、奥まった山間の谷に立地する場所に真っ赤な山王鳥居が私を迎えてくれました。訪れる人は誰一人としていません。非常に広い敷地内には無数の森林地帯です。ここは昭和57年より数多くお発掘が行われた場所ですもあります。中世の神仏混合の遺跡が数多く発掘されています。

 

十三湖の中州にあります市浦歴史民俗博物館を訪れました。ここも最初から最後まで貸し切りです。山王坊遺跡と日吉神社の遺跡の展示の他、オセドウ貝塚、縄文時代の五月女萢遺跡(そとめやちいせき)などの古代遺跡からの発掘物が展示されています。静かな贅沢な空間です。

 

十三湖は33あると言われている湖の中で最大級の湖で日本海に注いでいます。シジミ漁も盛んですが、一日1隻あたり10キロまでと制限されています。高級品として今では取引させています。平野が続き岩木川が流れ、十三湖近辺は今はひっそりと静まり返っていますが、かつてはここは歴史の表舞台の中心地でした。日本海に通じる十三湖の上の橋を日本海を眺めながら、海底に沈む海底遺跡に思いを寄せながら、ゆっくりと足を進めました。青空が広がる雲一つない快晴の思い出深い一人旅をなりました。