三和 導代 です。
新型コロナのワクチンが日本に上陸して数日が経過しました。私はアンチワクチンですので、接種する予定はないもののこの人生においてどれだけの予防接種を受けてきたのかを考えてみました。
私の時代は小学校の頃何度かツベルクリン検査がありその結果次第でBCG、またその他全員が授業の合間に学校の保健室で予防接種を受けされていた時代でした。
また母子手帳を見ますと、生後1年以内に種痘、ジフテリア3回、3歳から4歳で腸チフスとパラチフス接種の記録が残っています。もう死語に近い病気の予防接種です。
現在ではインフルエンザの予防接種も一度も受けたことがない人間でした。しかし仕事上、黄熱病予防接種はこの人生で3度も接種してしまいました。4年前までは有効期間は10年ということになっていましたので。
アフリカ等の第3諸国(特に西アフリカ)で公的機関で仕事をする場合には、多種の予防接種が義務付けられます。私は公的機関(JICA)と私的な機関であるNGOの仕事でアフリカに滞在しましたので、この差は明確あります。
私は40歳を目の前にして青年海外協力隊としてアフリカ大陸で2年間を過ごした経験があります。私の記憶の中ではずっと忘れていましたが、その派遣の前に訓練期間が約80日位あったかと思いますが、毎週水曜日の午後は予防接種の日だった記憶が蘇りました。黄熱病、A型肝炎、B型肝炎、ポリオ、狂犬病・・・・その他は忘れてしまいましたが、毎週の行事でありました。私は幸いな箏に黄熱病は接種済み、そして何と検査でA型肝炎、B型肝炎の抗体がある(つまり感染済み)があるという検査結果で免除、もうひとつ何かは忘れてしまいましたが免除となり、他の人の接種の半分以下で済んだ記憶があります。それでも何種かは接種しているはずです。
マラリアに関しましては予防接種はありませんので現地にて服用となりますが、私は当時もまた未だかつてこのマラリア予防薬の服用はしたことがありませんが、仕事で数年滞在していましたが、幸いなことにマラリアには感染することはありませんでした。もちろん蚊に刺されないようには十分気を付けていました。
しかしJICAの仕事が終了し、その翌年からはNGOの活動に入りやはりアフリカに滞在しましたが、予防接種をした記憶はありません。黄熱病のみはその国に入国の際に必携ですが、その他に関しましては何の規定もありませんでした。
私は当時は何も考えていませんでしたが、このJICA時代の予防接種は本当に必要であったのか非常に疑問に思っています。また私はA型肝炎、B型肝炎に感染した記憶もなく、しかしその抗体があることで接種免除に大いに感謝、多くの予防接種から逃れることができたのです。私は現在の予防接種のシステムは全く知りませんが、無知でもあり無関心でもあった自分であったのです。
魂が宿る乗り物である大切な体を守る義務は誰にでもあるかと思います。無知と無関心で過ごしてきたこれまでの人生で、新型コロナワクチンをきっかけに考え直している昨今です。そして私が知らぬ間に加害者となるべき人生を前に進むことができない大きな歯止めがかかった経験があったことを今日思い出したところです。(次回に続く)