遮光器土偶とセクメト神 | 竹内文書の世界を旅する三和導代のブログ

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三和 導代 です。

 

青森県の亀ヶ岡を中心に発見されている縄文時代の遮光器土偶は現在、東京の国立博物館で管理されています。貯蔵品が沢山ありますので常時展示されていませんが、遮光器土偶でも一番人気の青森県つがる市木造亀ヶ岡出土の片足の遮光器土偶の展の展示が今月から始まりました。

 

我が家にも沢山の遮光器土偶が飾られていますが、片足のシャコちゃんちゃんはなぜか愛嬌があって大好きです。どうぞこの機会に実際のシャコちゃんを見てください。思ったより一回り大きいシャコちゃんは来年の2月まで平成館の考古学室にて展示されています。

 

国立博物館は常設展でも展示されている作品は定期的に変わっていきます。今は群馬県東吾妻町で発掘されたハート型土偶も展示されています。また本館の2階にはさいたま市岩槻で発掘されたみみずく土偶が展示されています。小型の愛嬌のある土偶です。今回初めて見ましたのが北海道の室蘭市の愛らしい土偶です。

 

2,000円で1年間常設展を何度でも自由に入場できるパスはとても便利です。日本以外にも東洋館にはオリエントの世界、イラクやエジプトからのも私にとりましては興味深いです。今年4月からは高校生以下の入場が無料となりました。非常に有意義ことであるかと思います。今新型コロナウイルスの関係で、手に触れての展示がないことは子供にとっては残念なことかもしれませんが、この時期はとても閑散としていますのでお勧めです。

 

この遮光器土偶とそっくりな土偶は何とアトランティス大陸にもあったそうです。まさに時代を越えても遮光器土偶のようです。どの星からやってきたのでしょうか。

 

今、東洋館のエジプト展示場に2点展示されているセクメト(頭部はメスライオン)は戦の女神と呼ばれ、手にはアンクを持っています。本来は頭に金色の円盤が載っていて、闘いの際にはこの円盤から特別なエネルギーを発することも稲妻や雹などで相手を威嚇することもできたそうです。闘いにはなくてはならない存在だったようです。残念ながら展示されている2点のセクメトには円盤が乗っていませんでしたが、イタリアのトリノのエジプト博物館のセクメトは円盤を載せている像もありました。そして何とその胸の乳房には16条菊型紋・太陽紋がデザインされていました。そう、カイロの博物館にあるラムセス2世の王妃の胸の16条菊型紋・太陽紋と全く同じででした。