三和 導代 です。
世界中を駆け巡る新型コロナウイス、特にヨーロッパのイタリア北部での感染拡大が報じられています。イタリアのトリノの郊外にあるダマヌールのコミュニティーに去年は春と秋の2度訪問しましたが、あの時には全く想像できない今回の都市封鎖。
数日前に知人よりLineにて日本にも何度の来日されている世界中で有名なイタリアのトスカーナ地方出身のテノール歌手のアンドレア・ボッチェリ氏によるミラノの大聖堂でのMusic for Hopeが送らせてきました。彼の生きた人生のように「希望を」というメッセージです。ミラノの街の美しい映像の中には人影は全く見えません。イタリアの街並みは博物館のような歴史のある重厚な建物が続いています。
アンドレア・ボッチェリ氏は6才からピアノを始め、12才でサッカーのプレイ中の事故で失明、その後学業を続け弁護士となりますが、それでも夢であった歌手になるHopeを忘れずに36才でテノール歌手となり世界中で今でも活躍中です。そう様々な試練に合いながらも大学で博士号を取り弁護士となってからも、忘れずに努力を続けた方だと思います。
映像と彼の歌声に思わず涙が出てしまいました。沢山の去年訪問したイタリアでも素晴らしい体験がフラッシュアップされてきました。仕事でを離れ海外を旅することは本当になかった私でした。そんなイタリア、そうトリノ近郊にあるダマヌール、そしてトリノの町へと私の心は旅をしています。
日本人の観光ではなぜかトリノは観光コースには入っていませんが(入っていない方がかえって良いのかもしれませんが)、歴史を知ればこんなに歴史が古くてミラクルな都市はありません。現在のイタリアはまだ統一されて160年です。それ以前はそれぞれの州が独立した一つの国でした。統一されて一番最初に首都が置かれたのがトリノです。ローマではありません。
トリノの政府観光局が出している案内書を見ましても、ミラクルなスピリチュアルな街として紹介されています。キリストの遺体を包んだと言われる聖骸布が大聖堂に保存されています。またエジプトのカイロに次ぐ世界第2位のコレクションを誇るエジプト博物館、そしてその他様々(詳細は書けないのでごめんなさい。)、私の心はトリノに飛んでいます。どうしても自分の目で確かめたいことが沢山あるのです。必ずや近い将来、再度トリノの町とダマヌールのコミュニティーを再訪することを夢みています。