公開されるイスラム以前アラビア半島の歴史 | 竹内文書の世界を旅する三和導代のブログ

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三和 導代 です。

 

サウジアラビアの紅海の町ジェッダにいます。メッカからメディナ間の高速鉄道が1年前に開通しました。これが開通することによりジェッダからメッカとメディナの日帰り巡礼が可能となりました。この間の駅は3か所、ジェッダの空港からも乗れます。メッカまでは30分弱だそうです。全行程は約450キロで3時間弱で移動ができるようです。もちろんイスラム教徒が対象となります。異教徒はメッカ、そしてメディナのモスクは入れません。しかし近い将来は異教徒もこのルートを利用して訪問が可能となる時代も近いかと思います。

 

次期国王のサウジアラビアの皇太子は非常にリベラルな方でこの国の改革に当たっています。2018年を皮切りに異教徒の外国人を受けいれる体制を発表、実際に2019年の末から外国人の観光渡航が開始となりました。

 

これまで秘められていたアラビア半島のイスラム時代の前の歴史の多くが公開されました。驚くべき変化であります。紀元前1万2千年の日本の縄文時代に描かれた無数の芸術的は岩絵、メソポタミア時代、ナバティア時代の多神教(アニミズムの時代)の遺跡を保護し、外国人の一般の人々の目に触れる時代が来たのです。

 

サウジアラビアで一番有名なマダイン・サーレの遺跡もナバティア人時代(紀元前2世紀から1世紀)のものさらにメソポタミア時代の歴史を残す素晴らしい遺跡がこの度、皇太子のプロジェクトとして新しい施設、そしてこれまで未公開であったものを期間限定でこの度3月7日までの公開に踏み切りました。

 

今後、正式に10月以降観光客にはこれらの遺跡を一般公開することが決まったようです。新しい歴史が紐解かれるアラビア半島の歴史です。縄文時代の素焼きの土器も長いこと使われてきた形跡、ストーンサークルとやはり世界はつながっていたことが良くわかります。