三和 導代 です。
早朝の恒例の大神神社へ。昨日の夕刻と同様にいつも必ず行く山の神様である巨大な磐座の元へ。そして崇神天皇社の元へ。子の2カ所が私が私gはあいつも欠かさないとことです。
早朝の鬱蒼といた参道はいつも心が洗われます。拝殿は形ばかりのものですので、軽く会釈して目的地に向かいます。今回は初めて前日同様に自転車を借りました。ペーパードライバーの私ですので一人旅で頼りになるのは公共のバスと自転車です。
実は三輪で一人旅の人が宿泊できる場所はとても限られています。これまで1軒だけの旅館は一人客を受け入れてきませんでした。しかし今では2軒のゲストハウスが一人旅の私のような人間を受け入れてくれるようになりました。しかし、三輪に宿泊できる絶対数は3軒合わせても30人が限度かもしれません。
三輪の周辺には古代の天皇陵が沢山ありまます。崇神天皇や景行天皇など、奈良県には多くの天皇陵があります。今日はゲストハウスの手配で初めて自転車を借りての周辺の探索でした。
そこで今日の朝食時に同席した女性の一言で私の指針が決まりました。そう、私がずっと行きたい行きたいと思っていた纏向遺跡です。それまでいろいろ考えてはいたのですが、これだーと直ぐにピンと来ました。
今日は土曜日で、大神神社にも沢山の参拝客が車で来ていました。駐車場には車があふれていました。しかし私が行った纏向遺跡や箸中古墳など8カ所ほどを自転車やさんでいただいた資料をもとに田舎道を走り見学しましたが、何と全ての地で私の貸切りの時間であったのです。誰も来ないのです。全ての遺跡や古墳でです。そして今日は快晴の穏やかに日であったので
全く他の人が興味を示さない変なところに行ったのでは?と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。考古学会でも有名な大切な古墳であります。確かに車では非常に回りにくい道沿いにあったりしますので、これは自転車でなくては無理だったのかもしれません。しかし人払いという現象はよくあることです。
今日は三輪を後にし宿泊は奈良です。近鉄奈良駅近くのビジネスホテルでバス停が目の前、チェクインをしてあまりの地の利の良さにびっくりしました。そこでやはりチェックインしてからバスに乗り、どこで降りようと考えた時、去年11月に東大寺の近くの旅館に宿泊しながら、東大寺に時間がなくて行かれなかったことを思い出したのです。東大寺はもう20年以上、いや30年以上行っていない場所です。
既に東大寺に着いた時には閉門50分前で、今日は大仏殿は無理とあきらめていました。ですから奥まった手向山八幡宮、三月堂、二月堂を優先に回りました。ああ、ここにも八幡宮が・・・・そしてあの有名な二月堂です。二月堂からの奈良市内の絶景を楽しみながら、ゆっくりと下に下り、何と大仏殿の入口に到着した時は閉館の1分前でした。もう閉館だと思っていました。
でも大仏殿に入れてくれたのです。お急ぎくださいとは言われましたが、私が最後のお客様となりました。お陰様で終日込みあっていると想像される大仏殿内は何と私の貸切となったり状態となったのです。
大仏のお顔やお顔やお洋服、そして後ろ姿と誰にも邪魔されず静かな空間の中でじっくりと見学させていただきました。入場料は600円でしたが、10倍の6000円以上の価値のある時間でした。世界遺産の東大寺のメインの大仏殿を独り占めすることができたのです。
一人旅はこれからもやめらせそうにありません。