三和 導代 です。
西洋では12月25日がクリスマスですが、エチオピアではグレゴリオ暦の1月7日の晩に行われるのがエチオピアのクリスマスです。過去において2度、エチオピアのキリスト教の聖地であるラリベラにてクリスマスを過ごしたことがあります。
エチオピアでは、家族が集まって鶏や羊をお料理し、皆一同が集まって神に感謝しなければがら食事をします。クリスチャンにとってはとても神聖な平和な日です。
このクリスマスに合わせて全国からラリベラには巡礼者が集まります。巡礼ですがら何日もかけて歩いてくる人々がラリベラくの教会近くの野外またはテント生活をしながら、寝泊まりする人々で一杯となります。また私たちのような海外からの観光客も沢山集まります。このクリスマスに参加するには、1年前から飛行機やホテルを手配する必要がある難解なツアーです。
エチオピアにはクリスチャン、ムスリム、アニミズムの多民族が一緒に暮ら多民族国家です。またアフリカの中で最後まで一つの独立国として栄えていたのがエチオピアです。最後の皇帝はハイレシラシエ皇帝でした。そして皇帝もクリスチャンでした。
エチオピアのキリスト教はユダヤ教に非常に近い原始キリスト教です。エチオピアのゴンダールにはたくさんのユダヤ人も住んでいました。1991年にはソロモン作戦としてエチオピアに住んでいたユダヤ教徒がイスラエル空軍などの飛行機でイスラエルへ脱出しました。いわゆるスファラディユダヤ人です。現在ではイスラエルでもマイノリティな人々です。
エチオピアの人々はソロモン王の血を引いた人々と言われています。そうシバの女王とソロモン王のラブストーリーが元となっています。
このクリスマスのためにエチオピアでは休暇が続き、私の仕事パートナーからのメールも途絶えています。クリスマスを家族で過ごす姿が思い浮かびます。