三和 導代 です。
今日は公益財団法人アイヌ民族文化財団が主催する年に1度開催される文化講座に参加しました。
毎年8月に数日開催されます。昨年に引き続き、今年も拝聴しております。会場は東京駅目の前の八重洲ブックセンター近くの一等地ですが、毎回無料にて参加しています。
今日は北海道大学アイヌ・先住民研究センター准教授の北原次郎太氏でした。ご自身がアイヌ人です。「トゥスクル-アイヌはどう祈るー]]、つまりアイヌのトゥスクル(シャマン)がテーマでした。
私が常々興味のある分野のお話です。トゥスクル・・・・いや、どこかで聞いたことがあると今回のセミナーで考えました。そう何度も私はYou Tube でみていたアイヌ民族の民話に登場する主人公だったのです。「空き家の化け物」のYouTube をご覧ください。日本語版でもアイヌ語版でも観ることができます。
この映像のオハチスイェという主人公が太鼓をどんどんとたたくシーンと音だけが私の脳裏に残っていました。そうトゥスクル(シャマン)だったのです。我が家の幼稚園に通うチビちゃんが、私に何度も再生してほしいとせがんだ映像がこの「空き家の化け物」だったのです。私が何十回も聞いていたはずですが。。。。。。
太鼓とシャマンは樺太アイヌにとっては切っても切り離せない存在だったとうことが今日になって初めて分かりました。子供の直観は鋭いものがあります。バカにできないです。
そしてこのちびチャンにせがまれて来週3度目の縄文展に行ってきます。我が家の玄関には遮光器土偶が4体、お客様をお迎えして入れます。そして先週初めて気がついたのですが、我が家の本棚には同じく縄文土器のハート型土偶やしゃこちゃんがしっかりと飾られていたのです。私は16年間この事実に全く気がついていませんでした。我が家にいながらです。
これを指摘してくれたのも縄文展に一緒に行ったちびチャンでした。毎日毎日、土偶展のカタログを開いて眺めています。小さいころから本物を見せることは本当に重要なことなのかもしれません。
意識が伴いませんと全く見ていても見えないのが大人の社会かもしれません。