アイヌに伝承される口承文芸 | 竹内文書の世界を旅する三和導代のブログ

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三和 導代 です。

 

アイヌ民族に伝わる口承文芸は3種類あります。一番有名なのがユーカラです。ユーカラは、人間が英雄となる英雄叙事詩でしです。囲炉裏を囲んで拍子棒をたたきながら語ります。

 

次はカムイユーカラ、つまりカムイ=神が主人公となって拍子棒は使用せずぬい節のみを繰り返します。神が主人公ですが、最後に正体が明らかにされる構成となっています。

 

そしてもうひとつはウエペケレ、等身大の人間が主人公で、散文の形式で伝えられます。カムイユーカラと同じく、人間が語る形式です。通常自己紹介から始まります。様々は体験を子孫に伝えるためのものです。

 

3つの特徴は全て一人称で語られることです。それぞれの特徴を考えながらアイヌのアニメをYou Tubeで見るととても楽しめます。アイヌ語でも日本語でも聞けます。一度試してください。

 

ちなみに私のお気に入りは「オキクルミカムイの妹」です。